4.0
最新刊(13巻)まで読んでます。あらすじは作品紹介にあるので割愛。
最初は醜いけれど演技に才能がある累が、美人の顔を盗み下克上を目指すお話かと思いました。けれど見返したい、という気持ちが少しずつ誰にも理解はされない、けれどこの苦しみを理解してくれる人はいるのではないか?と変わっていきます。
そして様々な人(ニナ、雨野さん、野菊)と関わりつつ最後は五十嵐幾、亡き母により醜い自分を受け止めたように見えました。次に出る14巻が最終巻だそうですので、しっかりと累の最期を見たいと思います。
そして個人的に累の大好きなエピソードはマクベスとその夫人を演じた雨野と累。お互いの正体を明かしあった訳ではありませんが、醜いと言われ続けた累が人の顔を借りてですが愛した男。語らずとも通じ合う二人と、甘えることなく突き放す姿勢がただただ良かったです。恋愛漫画ではありませんが、女性には特に勧めたいシーンです。
- 3