泣ける!感動する漫画10選!どんな涙を流したいですか?

泣ける!感動する漫画10選!どんな涙を流したいですか?

更新日:2017/06/16 10:00

誰かとの別れ、心躍る嬉しいこと、堪えきれない悔しさ、漠然とした不安…。人生のなかで起きる多くの出来事で人は「涙」を流す場面が必ず訪れます。そしてそこには色々な感情が秘められているのだと思います。

それは「漫画」の世界でも同じ。

漫画作品のなかでも「泣ける」作品は数多くあって、人それぞれに共感できるシーンが存在し、多くの読者の涙を誘っているのだと思います。

今回は「どのように泣けるのか」「どんな人におススメできるか」など分類別に「泣ける作品」をピックアップしてご紹介します!!皆様ハンカチのご用意をお忘れなく(涙)

心躍る「恋愛」やあの頃を思い出す「青春」で泣く

誰かのことを想う「恋愛」や、様々な感情が交じり合う「青春」には涙は必ずついてくると言っても過言ではないはず!!そんなあなたには下記の作品がおススメです!!

「フルーツバスケット」…優しい気持ちに溢れて泣きたい人へ

フルーツバスケット」 (高屋奈月/白泉社) は、女子高生の本田透と、先祖代々からある秘密を持っている草摩家との出会いを中心に描かれる疑似家族ドラマ作品です。

透が出会った草摩家の一部の人間は、「異性に抱きつかれると憑かれた十二支の動物に変身してしまう」という体質を持ち、登場人物それぞれが持つ悩みや葛藤を、主人公の本田透が優しく包み込むように受けとめてくれる展開が泣ける魅力のひとつです。

1巻表紙(フルーツバスケット)
フルーツバスケット
© 高屋奈月/白泉社

忘れていい思い出なんてひとつも無いって思いたいから

卯(兎)憑きの「草摩紅葉」は、産まれたときから存在を母親に拒絶されて、母親の記憶から自分自身が消されてしまったことを本田透に打ち明けます。

紅葉は、母親を助けるために記憶が消されたことを受け入れながらも、「ホントはママにも忘れてほしくなかった がんばってほしかった」と、言えない想いをもらすのでした。

 紅葉が打ち明けた話に涙を浮かべる透(フルーツバスケット)
フルーツバスケット
© 高屋奈月/白泉社

そんな事実を知った本田透は、物の怪憑きの体質であることも忘れ、紅葉を優しく包み込むように抱きしめてしまうのです。

 思わず紅葉のことを抱きしめてしまう透(フルーツバスケット)
フルーツバスケット
© 高屋奈月/白泉社

母親の幸せのために自分自身の寂しさを選んだ、健気な紅葉の気持ちと、そんな悲しい思い出と一人で戦っている紅葉を、思わず抱きしめて涙を流す透の姿に、涙すること間違いなしのシーンです。

「聲の形」…誰かと向き合おうとする姿に泣きたい人へ

聲の形」 (大今良時/講談社) は、小学校時代に転校生としてやってきた聴覚に障碍を持つ西宮硝子と、その西宮に面白半分で酷いことをした石田将也が主軸に描かれる学園作品です。

小学校時代の罪を高校生になって償い向き合おうとする、石田の真摯な行動に思わず涙を流してしまう魅力を持っています。

 聲の形第1巻表紙(聲の形)
聲の形
© 大今良時/講談社

誰かと本気で向き合いたいと心から思った

ある出来事をきっかけに、お互いの気持ちを話すことのできないまま別れてしまった石田と西宮は、再会を果たすことができました。

 過去を償う石田(聲の形)
聲の形
© 大今良時/講談社

泣きじゃくる西宮のことをそっと包むように、石田は自分自身がしてきた「これまで」の過去への謝罪を西宮に話し出します。

そしてそれと同時に、今度は「これから」の未来への想いを西宮に話すところに、石田の成長を感じて涙があふれてくるシーンです。

 西宮に対して本音を話し向き合おうとする石田(聲の形)
聲の形
© 大今良時/講談社

石田と西宮はお互い「これまで」の過去へ向き合い、そして石田は西宮に「これから」の未来への気持ちを誠実に話す。

二人の想いが再会によってようやく伝わり始めるシーンには感動で涙がとまりません。

「天使なんかじゃない」…純粋な恋心を思い出して泣きたい人へ

天使なんかじゃない」 (矢沢あい/集英社) は、天真爛漫で明るい女子高生の冴島翠と、不器用だけど根はやさしい男子高校生の須藤晃の二人の恋愛を主軸に描かれていく少女恋愛漫画作品です。

様々な青春ど真ん中な登場人物たちが魅せる「純粋な恋心」に、思わず心が揺れて泣けてしまう魅力があります。

1巻表紙(天使なんかじゃない)
天使なんかじゃない
© 矢沢あい/集英社

恋心は「会えない時間」にこそ育つもの

あることをきっかけに、簡単には会えない距離に別れて離れ離れになってしまった翠と晃。

翠が「会えない寂しさ」から、一人自宅で泣いているとそこに無言の電話がかかってきました。最初はいたずら電話と思った翠でしたが、一声でそれが晃だとわかった途端に涙があふれて泣き出してしまいます。

 晃からの突然の電話に泣きじゃくる翠(天使なんかじゃない)
天使なんかじゃない
© 矢沢あい/集英社
 晃の名前を呼び続ける翠(天使なんかじゃない)
天使なんかじゃない
© 矢沢あい/集英社

想いが一気にあふれて「晃・・晃・・」と名前を何度も呼ぶその「純粋な恋心」に涙が自然と出てしまうシーンです。

「友情」や「絆」を通して描かれる感動で泣く

かけがえのない仲間や友達を想う気持ち、互いを大切に想う強いつながりは、どんな世代にも通じる感動ポイントがあります!!そんなあなたには下記の作品がおススメです!!

「ヒカルの碁」…大切な人への強い想いに感動して泣きたい人へ

ヒカルの碁」 (小畑健、ほったゆみ/集英社) は、小学6年生の少年である進藤ヒカルが、あるとき平安時代の天才棋士の霊である藤原佐為に憑りつかれることから始まる「囲碁」を通して描かれる一人の少年の成長物語です。

ヒカルが成長していく過程で出会う大切な人、友達、そしてライバルなど、「一人の少年の成長」を真摯に描くストーリーには、心に染み込むような泣ける力を持っています。

1巻表紙(ヒカルの碁)
ヒカルの碁
© 小畑健・ほったゆみ/集英社

佐為に打たせてやればよかったんだ

佐為との出会いから囲碁を始めたヒカルは、どんどんと棋力をつけていき、ついにはプロ棋士になることができました。

ヒカルの成長を感じる佐為であったが、それと同時に自分自身の役目を悟りはじめていました。鯉のぼりが泳ぐ5月5日のこどもの日、何気なく部屋で囲碁を打つヒカルと佐為でしたが、佐為は対局中に突然と姿を消してしまいます。

不安になったヒカルは、ついには佐為の故郷にまで赴くことになりますが、そこで佐為の打ったかつての棋譜を見返して、泣きながら佐為への再会を神に祈ります。

 佐為との再会を必死に神頼みをするヒカル(ヒカルの碁)
ヒカルの碁
© 小畑健・ほったゆみ/集英社

突然姿を消してしまった佐為の存在を、失くしてしまってから気づく後悔や喪失感。そしてその感情をむなしくも神頼みで必死に懇願するシーンは、痛々しく切ない涙を誘います。

「星守る犬」…悲しくて切ないストーリーで泣きたい人へ

星守る犬」 (村上たかし/双葉社) は、仕事も住む場所も家族も失った“おとうさん”と、そのおとうさんに懐く捨て犬“ハッピー”の悲しくも愉快な一人と一頭の物語です。

1巻表紙(星守る犬)
星守る犬
© 村上たかし/双葉社

全財産が尽きるまで、南へドライブした結果、最後に辿り着いたバーベキュー場で、おとうさんとハッピーは最後の時間を過ごします。

何もかも失ってしまったおとうさんのハッピーへの愛情と、おとうさんに懐き健気に行動を共にするハッピーが涙を誘う魅力となっています。

おとうさん!!おとうさんっ!!

バーベキュー場でついに体を壊し動かなくなってしまったおとうさんに対して、ハッピーはおとうさんと「遊びたい」「散歩をしたい」と、健気にもバーベキュー場を離れることはありませんでした。そんなハッピーの純粋で素直な心には、悲しくも暖かさを感じる気持ちで涙を誘います。

 動かないおとうさんに健気にじゃれるハッピー(星守る犬)
星守る犬
© 村上たかし/双葉社

ハッピーの健気さがより光って見えるようなこのギャップ展開に、多くの読者が涙を流したヒミツがあるのかもしれません。

「家族」のつながりや愛を感じながら泣く

家族や夫婦などの強いつながりや、そこで生まれる愛を感じたとき、誰しもが心を動かされて涙を流してしまうと思います!!そんなあなたには下記の作品がおススメです!!

「アイシテル ~海容~」…“家族”を再認識し愛を感じて泣きたい人へ

アイシテル ~海容~」 (伊藤実/講談社) は、小学1年生の息子(清貴)を殺された被害者の小沢一家と、殺人を起こしてしまった小学6年生の息子(裕一)を持つ加害者の野口一家の「被害者」と「加害者」という両面の関係を深く綴った作品です。

1巻表紙(アイシテル ~海容~)
アイシテル ~海容~
© 伊藤実/講談社

また、そこから派生するように「親と子」「母親」などの視点も素晴らしく、悲しくも深い愛を感じる魅力を秘めています。

本作品の副題にある「海容」とは「海のような広い寛容な心」という意味を持ちます。

まさにこの作品の根本でもある「被害者と加害者の歩み寄り」という難しい部分を表し、そして「家族愛」や「親子愛」に踏み込む物語は、我慢しようにも涙を流さずにはいられない、悲しくも強く心打たれる物語です。

「千年万年りんごの子」…夫婦の互いを想う心に感動して泣きたい人へ

千年万年りんごの子」 (田中相/講談社) は、捨て子であった過去を持つ大学卒業後の青年(雪之丞)と、りんご農家の娘(朝日)との、雪深いりんごの国を舞台に夫婦愛を描く作品です。

1巻表紙(千年万年りんごの子)
千年万年りんごの子
© 田中相/講談社

あるとき雪之丞がその地にまつわる「神のいる森」にあるりんごを朝日に食べさせてしまったことをきっかけに描かれる「妻を取り戻すために神と戦う夫」の行動が感動を呼ぶ魅力的な物語です。

妻を想う夫の静かなる愛

村の禁じられていたりんごを採って妻である朝日に食べさせてしまった事件をきっかけに、妻の朝日は「神の嫁入り」、つまりは昔に途絶えていた「人身供養」の儀式に巻き込まれることに。神の力によって体が小さくなる朝日に対して雪之丞は、どうにかその儀式を逃れる方法を探し出していきます。

すでに少女の姿にまで変わってしまった朝日は、記憶も少しずつ消え、以前に雪之丞からもらった指輪のことも忘れていました。しかし雪之丞は指輪のことは話さずに「かわいいね」と一言放ち、朝日を抱きしめます。

 記憶が薄れる朝日を優しく抱き寄せる雪之丞(千年万年りんごの子)
千年万年りんごの子
© 田中相/講談社

妻の自分自身の記憶が薄れてきていたとしても、体が小さくなろうとも、そこに存在する朝日を包み込むように抱きしめて、多くを語ろうとしないやさしさ溢れる雪之丞の行動に、涙が自然と流れてきます。

「海街diary」…家族愛に包まれて落ち着いて泣きたい人へ

海街diary」 (吉田秋生/小学館) は、幼いころに離婚して家を出た父の訃報を受けた3姉妹と、その葬式で出会った異母妹である「すず」という少女との共同生活から始まる家族愛あふれる作品です。

1巻表紙(海街diary)
海街diary
© 吉田秋生/小学館

作者の鋭い人間洞察や優しい語り口で描かれる本作品は、日常のなかの些細な出来事をも感動的に伝えてくれる優しく暖かい魅力を持っています。

4姉妹が魅せる家族愛は温かくそして優しい

葬式で出会った異母妹のすずは、年齢の割にはしっかりとした性格で、父の葬式でも感情をあらわにすることなく気丈な態度をとっていました。

葬式が終わり、3姉妹とともに「父が好きだった場所」に訪れたすず。そこで3姉妹の長女である幸(さち)から、「亡き父のお世話をありがとう」という感謝の気持ちを述べられた瞬間、それまで我慢していた感情があふれるように号泣します。

 我慢していた感情があふれ泣き出してしまうすず(海街diary)
海街diary
© 吉田秋生/小学館
 激しく号泣するすず(海街diary)
海街diary
© 吉田秋生/小学館

心温まるストーリーや、作者の鋭い人間洞察から描かれる登場人物たちの物語が、とっても優しい気持ちで泣かせてくれる魅力を秘めています。

「実話」に基づいた話で共感しながら泣く

実話だからこその話の重みや、リアリティのある共感できるストーリーには、きっと心動かされ泣いてしまう場面があるはず!!そんなあなたには下記の作品がおススメです!!

「かくかくしかじか」…出会ってきた大切な人への感謝を思い出して泣きたい人へ

かくかくしかじか」 (東村アキコ/集英社) は、作者である東村アキコ先生の自伝エッセイ漫画として、青春時代から漫画家への道に進むまでにお世話になった絵画教室の日高先生との物語を描く作品です。

1巻表紙(かくかくしかじか)
かくかくしかじか
© 東村アキコ/集英社

過去の恩師への想いを想起しながら描く切なくも笑いありの作者独特の手腕が魅力です。

どんなときでも絵を描き続ける日高先生

学生時代から漫画家への道に進むなかで都度お世話になってきた日高先生は、スパルタ指導と破天荒な性格で、多くの人々を驚かし、そして多くの人々の心に残りました。

漫画家としての仕事を少しずつ増やしていった林明子(東村アキコ)は、突如体調を崩した日高先生に会いに行くことになりますた。

当初は元気だった日高先生も、徐々に体調が悪くなり、それでもひたすらに絵を描き続ける姿に、明子は日高先生との出会いからの時間を思い出し始めます。

 先生の弱った後姿を見つめる明子(かくかくしかじか)
かくかくしかじか
© 東村アキコ/集英社

がむしゃらに画を書き続けることを教えてもらった日高先生とのことを思い出す場面では、コメディでありながらも焦燥感あふれるシーンとのギャップに、思わず涙を流してしまうこと間違いありません!!

「猫なんかよんでもこない。」…ペットとの思い出に浸り共感して泣きたい人へ

猫なんかよんでもこない。」 (杉作/実業之日本社) は、プロボクサーを目指すも試合中のケガで選手生命が絶たれた作者(杉田ミツオ)と、兄が拾って帰ってきた二匹の猫との共同生活を描く、実話に基づいたノンフィクション作品です。

 猫なんかよんでもこない。第1巻表紙(猫なんかよんでもこない。)
猫なんかよんでもこない。
© 杉作/実業之日本社

動物を飼ったことがある人なら誰しもが共感できる楽しいことや悲しいことなど多くの感情を与えてくれる魅力を持っています。

ときには泣きながら ときには笑いながら

プロボクサーの夢を絶たれた以降、二匹の猫とのストーリーを漫画にしようと試みる杉田ミツオは、兄が猫を拾ってきた出会いから、様々な楽しかったことや悲しかったことを思い出すシーン。

 二匹の猫との思い出を振り返るシーン(猫なんかよんでもこない。)
猫なんかよんでもこない。
© 杉作/実業之日本社
 猫との生活を回想する(猫なんかよんでもこない。)
猫なんかよんでもこない。
© 杉作/実業之日本社

兄が猫を拾ってきた当初は邪魔者扱いしかしていなかったミツオが、猫との思い出を振り返るシーンは、動物を飼ったことがある人にとってはとても共感できる涙のシーンです。

どんな涙を流したいかで気になる作品はあったでしょうか?人それぞれに「泣ける」ポイントが違うように、「泣ける作品」というものも、必ずしも万人に共感してもらえるような作品は無いかもしれません。

その作品を読んで「どこが泣けるのか」「どんな涙だったのか」という情報を集め、自分が共感できる作品に巡り合ったとき、きっとそれがあなたにとっての「泣ける作品」なのだと思います。

ときには号泣必死の漫画に出会うこともあるので、外で読むのにはくれぐれもご注意を!

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作者

アナゴ

アナゴ

「アナゴさんの%表示マンガ感想」というマンガ紹介ブログを不定期に更新中。インドア趣味がマンガで、アウトドア趣味がロードバイクの1988年生まれ。好きな漫画家は「荒木飛呂彦先生」「福本伸行先生」「浅野いにお先生」「柴田ヨクサル先生」です。面白いマンガには「リアリティ」がある。それは「世界観に引きずり込む力」。そういうマンガに出会えたとき、マンガを読み続けて良かったと心から思えます。

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