独占有名人インタビュー:内田理央「“漫画”イコール“私の青春”です」 (めちゃコミック10周年企画)

更新日:2017/05/26 10:00

独占有名人インタビュー:内田理央「“漫画”イコール“私の青春”です」 (めちゃコミック10周年企画)

女優・モデル・グラビアなど幅広い活躍を見せる内田理央さん。「だーりお」の愛称で男女問わず支持されている内田さん、実は大の漫画好きなんだとか。幼い頃から漫画を読み続けてきたという彼女の素顔に迫ります!

内田理央

内田理央

小学校時代は「ギャル」ブーム!?

――アニメ・漫画好きとして知られる内田さんですが、昔からかなり読まれてきたのでしょうか。

漫画に目覚めたのは小学校時代で、小学一年生のときにおじいちゃんが少女漫画雑誌「りぼん」(集英社)買ってくれて、そこで連載されていた「GALS!」(藤井みほな/集英社)や「神風怪盗ジャンヌ」(種村有菜/集英社)を夢中で読んでました。初めて買ったコミックスも「GALS!」で、渋谷のギャルの話なんですけど、私もギャルにすごく憧れて影響を受けちゃって、ハイビスカスとか厚底をファッションに取り入れてました(笑)。

――小学生でギャルファッションとは、なかなかのおマセさんだったんですね。

友達みんな読んでいて、よくその話で盛り上がりました。本当にハマってましたからね。あと、毎月「りぼん」を読んだら、感想を書くアンケートハガキや好きな漫画家さんへのファンレターを送ったり、懸賞に応募したりしてました。しかもそれが読者投稿欄に載ったこともあって、もう漫画が好きすぎてハガキ職人みたいでしたね。

「りぼん」のほかに、「なかよし」(講談社)や「ちゃお」(小学館)とか色々読みたくて、でも子どものお小遣いでやり繰りするのもなかなか難しかったので、クリスマスプレゼントやお年玉を全部図書カードにしてもらって、それを通年使いまわしていました。

――子どもの頃から漫画漬けの生活だったんですね。大人になると仕事が忙しかったりとなかなか自由に漫画を読む時間が無いと思うのですが、移動中や待機時間中に漫画を読むことは?

内田理央

内田理央

します! そんなときは電子で買って、ケータイやタブレットで読んでいます。電子だと荷物にならないし、何にせよ便利ですからね。電子コミックだと、ネットのバナー広告とか試し読みがよくあるけど、あれめちゃくちゃ気になっちゃって思わず買ってしまいます。

トモダチゲーム」 (佐藤友生、山口ミコト/講談社) は、実写化で沢良宜志法(さわらぎ しほ)役のお話をいただいてから原作を読んだんですけど、続きが気になりすぎて自分で最新巻を電子で買うくらい個人的にもハマりました。

片切友一(かたぎり ゆういち)に思いを告げる沢良宜志法

片切友一(かたぎり ゆういち)に思いを告げる沢良宜志法

トモダチゲーム
© 佐藤友生・山口ミコト/講談社
  • トモダチゲーム
  • 主人公の友一(ゆういち)は4人の友達とともに、借金返済のため謎のゲームにのぞむ。友情さえあれば、おそろしく簡単なゲームのはずだった。そう、友情さえあれば……。だが、誰かのおかした裏切りが疑心を生み、ゲームは息づまる心理戦となる!!

――実写化といえば、内田さんが桜井理佳子役で出演している、ドラマ「恋がヘタでも生きてます」(日本テレビ系/2017年)は漫画原作の作品ですね。

私が演じた桜井理佳子は、ドラマのオリジナルキャラクターだったので、原作の「恋がヘタでも生きてます」 (藤原晶/小学館) は、敢えて読まないという演出上の方針があったんです。漫画原作のものに出演させていただくときはいつもその漫画を読むんですけど、今回のようなケースは初めてだったので面白かったです。

葛藤する茅ヶ崎美沙(ちがさき みさ)

葛藤する茅ヶ崎美沙(ちがさき みさ)

恋がヘタでも生きてます
© 藤原晶/小学館

タイトル通り、“恋がヘタ”な人たちの物語で、登場人物それぞれに何となく共感できる部分があって、全員を応援したくなりました。特に、恋も仕事も一生懸命な主人公の茅ヶ崎美沙(ちがさき みさ)はすごく強がりな女性で、好きだけど好きって言えないタイプというか。私も強がりで素直じゃない部分があるので、共感しながら見ていましたね。

  • 恋がヘタでも生きてます
  • 美沙(みさ)は、総合商社の営業部でバリバリ働くキャリアガール。がんばり屋だし仕事もできる。美人だしいつも綺麗(きれい)にしている。でも実は恋愛スキルがナイ…。甘えるのがヘタ、誘うのがヘタ、プライドが高い。男たちは引いていくばかり…。ルームシェアしている親友・千尋(ちひろ)は百貨店の受付嬢で、子供好…

私なんて最前列の歩兵です

――女性ファッション誌「MORE」(集英社)と漫画「キングダム」 (原泰久/集英社) のコラボ企画では、内田さんの“自分の人生と重なる”という印象的な「キングダム感」が話題になりましたね。

散っていく最前列の兵士たち

散っていく最前列の兵士たち

キングダム
© 原泰久/集英社

キングダム」 (原泰久/集英社) を読み始めたとき、ちょうど仕事で大きな壁にぶつかって「もう無理かもしれない」と悩んでいた時期だったんです。そんなとき、主人公・李信(り しん)の、逆境でも動じずに未来を切り開いていく姿を見て、私は何にビビっていたんだろうって勇気をもらいました。それ以来、自分が今置かれている状況を「キングダム」 (原泰久/集英社) の色んなことに紐付けて考えるクセがついちゃって。

――なるほど。それ故に“自分の人生と重なる”というわけなんですね。

今の私なんてまだまだ最前列の歩兵だなって。セリフもなく一コマでやられてしまうようなモブキャラの立場から、信のように百人将、三百人将、千人将…とステップアップしていくために、もっと頑張らないといけないなって思います。

――なかなかご自身に厳しいですね。信のほかに、印象に残っているキャラクターはいますか?

隊員の士気を上げる蒙恬(もうてん)

隊員の士気を上げる蒙恬(もうてん)

キングダム
© 原泰久/集英社

男性キャラで一番好きなのは、蒙恬(もうてん)です。天秤座っぽい男子というか、いつも飄々としているんだけど、内心ではすごく色々考えていて頭がキレる、しかも優しい……超カッコイイですよね!

すごく悲しいことがあったとしても、それを表には出さないで一人で抱え込んでしまうタイプだと思います。私の勝手な妄想も入ってますけど(恥)。

――蒙恬は女性からの人気が高そうですね。魅力的なキャラをはじめ、「キングダム」 (原泰久/集英社) には数々の名場面がありますが、内田さんが特に心に残っているシーンはありますか?

妻・瑠衣(るい)へ最後の言葉を送る成蟜(せいきょう)

妻・瑠衣(るい)へ最後の言葉を送る成蟜(せいきょう)

キングダム
© 原泰久/集英社

たくさんあって悩むんですけど、思わず涙してしまったのが、秦国の若き王・政(せい)の弟、成蟜(せいきょう)のラストシーンです。初登場した頃は、すごく憎たらしくて嫌な奴だったのに……。自分がここまで感情移入して、涙するとは思いもしませんでした。政が「俺もあいつと話すことは たくさんあった」と言ったように、読者の私も成蟜のことをもっと知りたかったなって。

  • キングダム
  • 時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!

強い女性にならなくては!

――内田さんは漫画を読むときに、自身と重ね合わせたり、深く感情移入するんですね。ほかにもお気に入りの作品はありますか?

きせるをふかす「きよ葉」(きよは)

きせるをふかす「きよ葉」(きよは)

さくらん
© 安野モヨコ/講談社

安野モヨコさんの作品は、私のバイブルですね。どの作品も大好きなんですけど、「さくらん」 (安野モヨコ/講談社) は特に思い入れが強いです。花魁の華やかな世界の綺麗な部分だけでなく、そこで生きる女性たちの切なさや儚さが感じられるし、つらくても強くあろうとする姿も素敵なんです。安野さんが描く女性は、みんな強くカッコイイので、私もああいう風になれたらなって。

――芸能界でのお仕事は何かと大変なことも多いと思います。

目に涙を浮かべるきよ葉

目に涙を浮かべるきよ葉

さくらん
© 安野モヨコ/講談社

主人公の「きよ葉」(きよは)は、気が強い女性なんだけど、ときには涙を流すこともあって、そういう弱い部分もしっかり描かれているので、女性としてすごく共感します。

あと、ちょうどこのあたりの時代の和装飾とか浮世絵や春画に興味があるので、そっち方面でも「さくらん」 (安野モヨコ/講談社) はとても楽しめるんですよ。すごく研究されて描かれているんですね。だからビジュアル的にもすごく楽しいし、何度も何度も読んでいます。

――「さくらん」 (安野モヨコ/講談社) の中でお気に入りのシーンはありますか?

花魁「粧ひ」(しょうひ)が子どもの頃の「とめき」(きよ葉の幼名)に言った「人より多くもらうものは人より多く憎まれる」というセリフが、私の人生において強く心に残っている言葉です。

「粧ひ」からくしを受け取る「とめき」(きよ葉の幼名)

「粧ひ」からくしを受け取る「とめき」(きよ葉の幼名)

さくらん
© 安野モヨコ/講談社

中学生のとき初めて「さくらん」 (安野モヨコ/講談社) を読んだんですけど、その頃は友人関係で悩んでいた時期だったので、この言葉に色々と救われました。つらい状況の中で、すがりたい気持ちもあったし、「仕方ないことなんだ」って自分に思わせたかったのかもしれません。

  • さくらん
  • ほれるも地獄、ほれられるも地獄。色がなければ、生きてもゆけぬ……。男の極楽、女の地獄、ここは遊廓、江戸吉原。--玉菊屋・きよ葉は、器量はいいが鼻っ柱が強く、自由奔放で気位の高い遊女。花魁(おいらん)になる宿命を背負ったきよ葉だったが、遊客の一人である惣次郎に惚(ほ)れてしまい……。江戸の吉原を舞台…

10年で色んなことが変わった

内田理央

内田理央

――めちゃコミック10周年にかけて、内田さんは“10年”という歳月をどう捉えていますか?

今(2017年)から10年前だと16歳だから高校生で、人生の中で一番漫画を読んでいた時期だと思います。好きで読んでいたんですけど、どこか現実逃避して漫画の世界に逃げ込んでいる部分もありました。

――多感な時期ですからね。勉強や部活や友人関係とか色々嫌なこともありますよね。

すごく漠然と、生きていることに悩んでいた時期で(笑)、今だから笑って言えるんですけどね。当時を振り返ると、なぜあんなに漫画ばかり読み漁っていたのか不思議です。「青春時代の思い出=漫画の思い出」なんですよ。小・中・高と、長い学生生活で自己を形成していたのはまさに漫画というか…。

――かなり独特な形で漫画と付き合ってきたのですね。

今は純粋に楽しく漫画を読んでいますよ。過去と現在でこれだけ漫画の読み方が違っているので、10年の歳月ってすごいなと思います。それに、「めちゃコミック10周年」ということは10年前だから、ガラケーの時代から電子コミックってあったんですね。今はスマホで大きくて綺麗な画面で読めるんだから、技術の進歩って凄まじい! ガラケーだった当時、小さい画面でちょっとエッチな漫画とかも読んでいたのを思い出しました(笑)。

内田理央

内田理央

内田理央 サイン色紙

幼い頃から独自の視点で漫画を読んできた内田さん。憧れる漫画キャラクターのように強くたくましくなって、さらに活躍の場を広げていってくれることでしょう! 応援しています!

写真:原恵美子

プロフィール

内田理央(うちだりお)

1991年9月27日生まれ、東京都出身。愛称は「だーりお」。『仮面ライダードライブ』(2014年/テレビ朝日系)で本格的に女優デビューを果たし、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年/TBS系)や『大貧乏』(2017年/フジテレビ系)などの話題作に多数出演。女優としての活動で注目を集める一方で、ファッション雑誌『MORE』(集英社)の専属モデルとしても活躍し、MORE版と週刊プレイボーイ版『内田理央写真集 だーりおのいっしゅうかん。』、『内田理央写真集 だーりおといっしゅうかん。』(2017年/集英社)を二冊同時発売し、即日重版が決定。

◆ドラマ『恋がヘタでも生きてます』(日本テレビ系)毎週木曜日23:59~放送中

◆内田理央 公式Twitter

https://twitter.com/lespros_rio?lang=ja

◆レプロエンタテインメント 内田理央 公式プロフィール

http://rio-uchida.lespros.co.jp/profile/

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小山喜崇

小山喜崇

昼は編集者、夜はイラストレーターとして働く。好きな漫画は、吉田戦車や和田ラヂヲ、漫☆画太郎などのギャグ作品。

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