男性が落ちる!女性からの告白の仕方・セリフを漫画で解説

更新日:2016/05/02 10:00

男性が落ちる!女性からの告白の仕方・セリフを漫画で解説

大好きな男性に意を決して告白。人生の中で、最高に重大なイベントの一つではないだろうか。

「女性の方からってあり?」「あつかましい女と思われないかな」「もう彼女がいるんじゃないかしら」…そんな戸惑いに勇気が奪われそうにもなるというもの。

でも、言葉にしなければどんな熱い想いも伝わりっこないのだ。人生は傾向と対策の集積物である。成功率を上げる準備をすれば、自信もわいてくるはず。 ほかの男性より少しだけ彼に優しくしておくとか、アイコンタクトをさりげなく交わすとか、日常の接し方にそっと伏線を張るのが、けっこうポイントだったりする。男性だって告白のサプライズが嬉しくないはずはない。

漫画のヒロインたちがどんな告白をしているのか、どんなセリフやシチュエーションを演出すればカレも「落ちる」のか、見てゆこう。

告白のタイミングとセリフのテクニック

成功する告白の秘訣は、タイミングとセリフにある。

タイミングというのは、単に時間や場所のことでなく、二人の関係がどのくらい親密になっているかということ。恋愛の対象と思われていない女性に告白されても、「ごめんなさい」の言葉が返ってくるだけである。

どんなセリフで思いを打ち明けるかも重要で、「私とつきあってください」も悪くはないが、相手と自分の間に通じる独特な言葉があるのではないか。その言葉があなたらしい愛の形を手渡すことになるだろう。

卒業式に泣きながら「付き合ってくれませんか」

卒業式は告白のチャンスだ。今日を最後に会えなくなるかも知れないし、人生の一つのピリオドにお互いの気分も高揚しているだろう。この瞬間、このときの気持ちを大切にしたい。

隣のあたし」 (南波あつこ)

隣のあたし 隣のあたし
© 南波あつこ/講談社

中学3年生の主人公仁菜(にな)の憧れは、隣同士のマンションに住む、一つ年上の京介。 だが、告白するもあえなく玉砕。やがて同級の三宅君に愛を打ち明けられ、付き合うことにした仁菜なのだが、京介のこともあり関係がギクシャクし別れることになってしまう。揺れる仁菜の心は、次第に三宅君の方に傾いてゆき……。

中学生というはざまの時期の、幼いけれどピュアな心の軌跡をビビッドに描いて切ない。

文化祭準備の日に切々と「ありがとう」

文化祭は、当日よりも準備日のほうが楽しかったりするものである。学校という縛られた時間のなかのつかの間の「自由」。

そんな開放的な場所は、抑えていた想いを解き放つにうってつけの一瞬と言えよう。

君に届け」 (椎名軽穂)

君に届け 君に届け
© 椎名軽穂/集英社

黒沼爽子ときたら、地味で暗いうえに、黒髪が顔に垂れかかるほど長く、「貞子」とあだ名されてクラスじゅうから恐れられ、打ち解けられずにいる。 そんな爽子を分け隔てすることのない人気者の風早に、爽子の思いはつのってゆかざるを得ない。

文化祭の準備の日、爽子はついに命がけの決心をし、風早に会うため空っぽの教室に向かう。二人を隔てる教室の扉は、内気な爽子の内心そのものなのである。扉のあちら側から、爽子はただただ「ありがとう」と「好き」という言葉を切々と繰り返す。

この言葉以外に彼女には気持ちを伝える方法がない。

切なさといじらしさがほんとうに読むものを打つ。風早は扉を強引に開け、彼女の芯にある強い想いに向かい合うのだった。

授業中に教壇の下から「だから恋をしたんです」

授業中に告白とは、実に背徳的なタッチ。そのイケナイ状況がかえって劇的にムードを高めてしまう。

だけど、たぶん真似しちゃダメだ。

近キョリ恋愛」 (みきもと凜)

近キョリ恋愛
近キョリ恋愛 近キョリ恋愛
© みきもと凜/講談社

天才少女枢木ゆには、英語の成績だけは最悪だ。それというのも臨時担任の英語教師・櫻井のチャラいキャラクターが大嫌いだから。でも、彼のイケメンぶりには自分でもびっくりするくらいまいっている。

ふたつに分かれた心のときめきに、ゆにがとった方法は、なんと授業中にコクるという危険な手段。

恋なんて他人事だった少女の固い決心が、手に取るように訴えかけてくる素敵なシーンだと思う。

浴衣の裾をつまんで「せめて私の目を見て話して」

初詣も、ベスト告白タイム。二人並んでお参りをして、雪など降っていれば自然と手もつなぐだろうし、なにか神々しいような気持ちに包まれて、気分は静かに盛り上がってくるのである。

ひるなかの流星」 (やまもり三香)

ひるなかの流星 ひるなかの流星
© やまもり三香/集英社

両親が海外に転勤となったのを機に、与謝野すずめは転校をすることになる。登校初日に迷子になったすずめを助けてくれた獅子尾は、なんと担任の教師だった。次第に惹かれていく獅子尾と、少し離れた神社に参拝することになるのだが、大雪で交通がストップ。

しかたなく、近くの民宿に泊まることになる。なんだか怒っているような先生の浴衣の裾をつまみ、すずめはこうつぶやく。「せめてちゃんと目ぐらい見て話して」

言葉の向こうにすずめが抱えている想いの大きさが目に見えるようだ。

バレンタインの日に暴力的なほど思い詰めて「ハルが好き」

バレンタインは告白のために用意された日であるといっても過言ではない。

恥じらいながらそっとチョコを渡すのもいいけれど、義理じゃないのをどう分かってもらえるかがネックだろう。それには言葉しかない。勘違いしようのないほどのストレートなセリフをぶつけてみてはいかがだろうか。

となりの怪物くん」 (ろびこ)

となりの怪物くん となりの怪物くん
© ろびこ/講談社

高ぶった気持ちはどうしようもない。年収一千万だけを目指して勉強に打ち込む冷血少女水谷雫が、野生児のごとき「不思議少年」に恋してしまった。

人生のプロジェクトが愛のせいで崩れるとは、なんたる幸福なしくじり!彼女には恋のこざかしい計算など無用のもの。ハルが好き、ハルが好き」とひたすら連呼する。

誰もいないスペースでおずおずと「……好きですよ……?」

がらんとした部屋は、孤独に見えて、実は二人の親密感を増してくれる。

そこは二人の秘密の箱だからだ。つかのま共有した特別の時間をしまうことができる。

ホタルノヒカリ」 (ひうらさとる)

ホタルノヒカリ ホタルノヒカリ
© ひうらさとる/講談社

青春がそのまま止まってしまっている「干物女」螢は、マコト君デザインのソファが「好きです」とボソッとつぶやく。仕事の話をしていたはずなのに、それは微妙にマコト君への愛のメッセージとも受け取れ……

もしかしたら螢は、この言葉を口にしたとき、初めてそれがマコトに対する告白でもあるのに気づいたのかもしれない。どうとも取れる一言が、二人のこれからを暗示させる。

またまだ!胸キュン告白セリフ集

ほかにも、筆者が思わず負けてしまった感動的なセリフを紹介します。

「…まだ 私 そばにいてもいいんですか…?」どうせもう逃げられない」 (一井かずみ)
なかなか可愛いセリフである。これに「あっち行け」と応えることは、あんまり好きじゃない女子に口にされても、難しいであろう。

「あたしのスカーフ いっしょに流してもらえますか?」白線流し」 (沖野ヨーコ)
白線流し。それは学帽の白線とセーラー服の白いスカーフを結び、友情を誓って川に流す高校生の儀式。この日に女子が告白すると、「永遠の愛」を約束されるという。激しい愛の告白もいいけれど、情緒に満ちたスローラブの打ち明けにグッとくる。

「い…行きたい… 私っ比名瀬の部屋に行きたい…っ」あかいいと」 (宮坂香帆)
部屋に「行きたい」イコールHのおねだりなと捉えることもでき、「好き」という告白とその次のステップが集約されている。みだらな風情は時として最強の武器である。

「わ わたしの部屋に来ませんか…?」ラブファントム」 (みつきかこ)
前述の逆パターン。「行きたい」ががむしゃらな突撃なら、「来て」は気持ちの強さをありありと思わせる決死の一言。プライベートをすべてさらしますという宣言には、なかなか男心をくすぐるものがある。

「私 真くんがいないとだめなの お願い もうどこにも行かないで…」うぬぼれハーツクライ」 (香魚子)
王道といえば王道だが、王道には王道の理由があるのである。私のすべてをあなたにあずけますといわれているわけで、男としては生涯にいっぺんくらいこんなセリフに出会いたいものだ。

「じゅ… 柔軟剤は…なにを…」発恋にキス」 (藤もも)
本人というよりも、まず彼の発する「匂い」に恋してしまった女子・雨宮は、どう気持ちを表現していいか分からず、ついこんなことを口走ってしまう。 まあ一種の天然ボケだが、まだ始まっていない恋が、この一言で水面下を走り出している。

「なに光ってんのよ!!!」みーこお嬢さまのなんかすごい告白劇」 (十村りりこ)
トラウマのため心と反対の言葉しか口にできないみーこお嬢さまが、バイオレンスに、相手のボディに一発キメながら叫ぶ。キラキラに光っている王子様のような男子を、好きで好きでたまらないのに乱暴な言葉しか出てこない。その乱暴さは、そのまま彼女の気持ちの大きさなのだ。

告白の決め手は素直な気持ちや態度!そのときの「本当の自分」が心を打つのだ。

そう、告白というのは「自分の発見」でもある。自分が本当には何を思っているのか、内面を見つめることによって、自分と相手にとって最もふさわしい言葉を見つけ出す。

取り上げたコミックをそんな視点で読み直すと、登場人物たちの内面のさざなみがいっそうよく感じられるだろう。相手の気持ちがまるで分かっていないときの告白、なんとなく見えているときのそれ、悲惨にもだめだと端っから分かっているのに告白しなければならない場合だってある。

告白というのは、前に進むための大切な一歩なのだから。

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書いた人

岡野宏文

岡野宏文

1955年横浜生まれ。フリーライター&エディター。原稿を書いて食べている。書いた原稿を食べているわけじゃない。出版社・白水社にて演劇雑誌「新劇」の編集長をつとめた。「ダ・ヴィンチ」「せりふの時代」「デジタルTVガイド」などに何が専門だか分からない連載を書いたりして、NHKBSテレビ「名作平積み大作戦」にプレゼンター役での出演まであるとなれば、手の施しようがない。著書に、20世紀のベストセラー100冊を痛快に対談書評した『百年の誤読』共著著・豊崎由美がある。

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