足立梨花インタビュー(後編):アツい演技観からオタクライフを充実させるこだわりまで…「私、今 無敵状態です!」

足立梨花インタビュー(後編):アツい演技観からオタクライフを充実させるこだわりまで…「私、今 無敵状態です!」

更新日:2019/07/02 10:00

女優として映画やテレビドラマ、タレントとしてバラエティ番組や情報番組などで活躍し、マルチな才能を発揮している足立梨花さんが登場!自他ともに認めるガチオタクの彼女が今ハマっている漫画とは?

足立梨花

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“憑依系”女優の危うさ

――最近はどんな漫画を読んでいますか?

「週刊少年ジャンプ」(集英社)を毎週読んでいて、ちょっと前ですけど「アクタージュ act-age」 (マツキタツヤ・宇佐崎しろ/集英社) と出会ったときは衝撃を受けました。

簡単に言うと、役者の成長ストーリーなのですが、「ガラスの仮面」 (美内すずえ/白泉社(花とゆめ)) 的な要素というか、女の子が主人公で、演技を題材にした作品を少年誌でやっていることが面白いなって思いました。主人公の夜凪景(よなぎ けい)ちゃんのように自分も演技ができたらと、憧れの気持ちもあります。

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悲しみを表現する夜凪景(よなぎ けい)

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アクタージュ act-age
(c) マツキタツヤ・宇佐崎しろ/集英社

――“メソッド演技=その役柄を演じるためにその感情と呼応する自らの過去を追体験する演技法”で、芝居をする主人公の夜凪ですが、女優として色々な役柄を演じてきた足立さんは、いつもどのように役作りをしていますか?

漫画原作のものは、まずそれを読んで研究します。それ以外だと、例えば原作には登場しない新キャラクターなどは、自分でイチから作り上げていきます。台本に書かれているのは部分的なものでしかないから、その人物の過去を想像したり、「この日とこの日の間はどうしていたんだろう」と見えないところで、どういう行動をしているかをすごく考えますね。

足立梨花

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役作りは、どうしたらよいか色々悩んだり、難しい部分も多いのですが、私が実際に演じるときは、本当にその役の気持ちになるタイプだと思います。例えば、振られるシーンがあると、演じている私自身もなぜかメチャクチャ傷ついたり、モロにその影響を受けちゃうんですよ。

――なるほど、そういう意味では夜凪タイプですね。

夜凪ちゃんレベルは到底無理なんですけど、そうかもしれないですね。映画『傷だらけの悪魔』(2017年)で、クラス内でいじめられる役をやっていたときは、プライベートまで本当に落ち込んでしまって、何かとイライラしていたり、情緒が変になっていました。

本気で役に入り込む夜凪

本気で役に入り込む夜凪

アクタージュ act-age
(c) マツキタツヤ・宇佐崎しろ/集英社

あとから振り返るとわかるんですけど、その真っ只中のときは気が付かないんです。しかも、その役を長い期間やればやるほど、その人格が自分の中で濃密になって抜けづらくなるし、その役が私を乗っ取っているような感覚になります。

――その役の人物が足立さんに憑依しているような感じですかね。

「この人(演じる役柄)だったら多分こういうことを言うだろう&するだろう」という思考が勝手に出てくるようになります。自分は憑依タイプじゃないと思っていたんですけどね。

――そうなると精神も疲弊して大変ですね。作中でも、「いずれ 身を滅ぼすわ」と評されるシーンもありましたね。何かご自身で切り換えや対策をするようなことはありますか?

「夜凪の芝居は危険」と不安視される

「夜凪の芝居は危険」と不安視される

アクタージュ act-age
(c) マツキタツヤ・宇佐崎しろ/集英社

どうしようもないと言えばどうしようもないし、良いのか悪いのかなんですけど、周りにとってはいい迷惑ですよね。「あいつ、やるキャラによっては面倒臭ぇな」って(笑)。

対策としては、完全にお休みの日は、全く違うことをしようと心がけています。休みになった瞬間、とりあえず台本を隠す。何かしていても、どこか頭の隅っこで考えてしまうので。

――「アクタージュ act-age」 (マツキタツヤ・宇佐崎しろ/集英社) を読んで、お芝居の参考になったことはありますか?

デスアイランド編のクライマックスで、アクシデントが発生する中、夜凪ちゃんの本気の芝居に引っ張られるように、百城千世子(ももしろ ちよこ)ちゃんの仮面が崩れたシーンはアツかったですね。共演する相手を信頼することでできるお芝居があるんだなってすごく感銘を受けました。

最後のセリフを振り絞ろうとする千世子

最後のセリフを振り絞ろうとする千世子

アクタージュ act-age
(c) マツキタツヤ・宇佐崎しろ/集英社
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――共演することで起こる化学反応、ハイになる瞬間みたいなものですかね。

漫画の世界だけの話だと思っていたんですけど、現実にもそういう瞬間は結構あると思います。ちゃんとセリフは言っているんだけど、どこか意識が飛んでしまっているような不思議な感覚ですね。ちょっと危うい状態かもしれないけど…。

“憧れの人”から学んだこと

足立梨花

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――共演者や先輩の役者さんからも学ぶことはありますか?

ドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(2016年/日本テレビ系)で、石原さとみさんと共演したときの経験は今でも大きいです。あのドラマは主役の石原さんがシーンによって違うテイストの服を着ることが多くて、都度それに合わせたメイクや髪型をスタイリストさんやヘアメイクさんと入念に相談していたり、役作りのアプローチの仕方が尋常じゃないんですよ。私が石原さんにずっと憧れていることもあるんですけど、共演させていただいて、すごく勉強になりました。

足立梨花

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あと、石原さんと共演するシーンは、事前に台本を読んで「石原さんはこう演じてくるだろう」とイメトレしておくんですけど、いざ本番が始まると予想とまるっきり違う動きをするんですよ。そのアイデアが面白くて、より良いシーンになるから監督も「いいね!」と採用する。そういう風に良い形で現場の中心にいられる人だから、本当にカッコイイなって思います。

――撮影現場ではそんなことが繰り広げられていたんですね。

私は受付嬢の役だったんですが、朝出社する石原さんが、「おはよう」と言って入ってくるだけのシーンがあったんです。そして本番、石原さんが「おはよう」と言うなり、私たちにハイタッチしてきて、「そんなの台本に書いてなかったのに、なんで!?」とテンパりました(笑)。

よくよく考えてみると、石原さんが演じる役は、確かにそういうことをやりそうな変わり者なので、キャラがより際立って説得力が増しているんですよ。

――アドリブに対応するときは、やはり緊張するのでしょうか。

アドリブが入ると、「どう返そう」ってドキドキします。石原さんは演じる役のキャラクター性を“やりそうな言動”で表現して、それに対する演者も、自分の役をしっかり掴んでいないと“その役としての自然な返し”ができない。アドリブを受けてどう動くかを考えるのではなく、自然に動けるくらいに役を自分のものにしておかなければならないんです。

アニメ「ガチ勢」足立梨花のこだわり

――(前編記事で)“声フェチ”のお話もありましたが、足立さんはたくさんアニメも観ていますよね。声優さんって本当にいい声していますよね。

私は声優の鳥海浩輔さんの大ファンで、高いんだけど低い声というか…なんとも言えない良い声なんですよ。男性の声で、高すぎでも低すぎでもなく、私にとってそのちょうどいいラインが鳥海さんなんです。

足立梨花

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鳥海さんのドラマCDをすごい聴いています。寝るときに羊を100まで数えてくれるCDとか、「今日はなんか声が足りない」と発作的に…日々の癒やしですね。もちろん聴くときはスピーカーではなく、絶対にイヤホンかヘッドホンです!

――かなりこだわりがあるんですね。

私、いっそのこと自分の耳の形に合わせられるオーダーメイドタイプのイヤホンを本気で買おうか悩んでいて…。そのCDが一番良く聴こえる設定だったり、自分の耳の形に合わせた設定にすれば、もう崩れ落ちちゃうくらいのすばらしい音質になるんですよ。

――イヤホン以外にも、何かこだわっているものはありますか?

これも音関係ですけど、サウンドバーは買いました。テレビに付ける横長のスピーカーなんですけど、かなり音が変わるんですよ。私は、ちゃんと低音が響くウーハーを付けて、いつも最高音質でアニメライフを楽しんでいます(笑)。

――アニメもジャンル問わず観るんでしょうか?

毎クール、新番組は必ずチェックしています。音質はそこまでですけど、携帯でも動画配信サイトにいくつか契約しているので、新幹線とか長い距離を移動するときは必ず観ています。

――今更なのですが…本当に好きなんですね。とても伝わってきます。

ガチ勢ですよ(笑)。私、アニメのために録画機を2台持ちしていて、ダブル録画できるブルーレイの録画機2台を使っているんですけど、同じ時間帯のアニメを4つ録画できるんです。ネットに繋いでおけば出先でも録画したアニメを観られる仕組みにしています。それに加えて、万が一録画を忘れたときでも、番組表を見て携帯から予約できる優れものなんです。これでもう私、無敵ですよ。

足立梨花

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――最後に、今後お仕事でも何でも、足立さんがやってみたいこと、挑戦してみたいことはありますか?

今は色んな個性があって色んなことができる時代なので、むしろこれと決めずに自分がやりたいことを自由にやっていくのが理想ですね。仕事を元気に楽しくやっていくには息抜きや癒やしも必要なので、私にとってのそれはアニメと漫画とゲーム…と声優さんのドラマCDです!!

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応募締め切り:2019年7月9日(火)10:00

漫画とお仕事と実生活を絡めたアツいトークをしてくれた足立さん。自身のオタクライフも充実の一途をたどり、これからも仕事にプライベートに、より一層頑張っていけそうですね。制服デートの夢、ぜひ実現させてください!

写真:原恵美子
ヘアメイク:杉村理恵子
スタイリスト:山本真里江
衣装協力:ジャケット、インナー REDYAZEL/パンツ And Couture

プロフィール

足立梨花(あだち りか)

1992年10月16日生まれ、長崎県出身・三重県育ち。2007年「第32回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞。その後、女優・タレントとして、幅広く活躍中。主な出演作は、映画『傷だらけの悪魔』(2017年)、『アヤメくんののんびり肉食日誌』(2017年)、『キスできる餃子』(2018年)、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)、ドラマ『限界団地』(2018年)など多数。自他ともに認める生粋のアニメオタクでもある。
また、2019年7月6日スタートのドラマ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」、2019年7月15日スタートのドラマ「僕はまだ君を愛さないことができる」に出演。

◆足立梨花 ホリプロ 公式プロフィール

https://www.horipro.co.jp/adachirika/

◆足立梨花 公式Twitter

https://twitter.com/adacchee

◆足立梨花 公式Instagram

https://www.instagram.com/adacchee/

◆足立梨花 公式ブログ

https://lineblog.me/adachirika/

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作者

小山喜崇

小山喜崇

昼は編集者、夜はイラストレーターとして働く。好きな漫画は、吉田戦車や和田ラヂヲ、漫☆画太郎などのギャグ作品。

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