5.0
もんでんあきこロス!
がっつり課金で完読。ナギの幸せ、嵐の幸せ、それぞれの幸せをお腹いっぱいに味わい満足…なのにもうロスが!
『ナギと嵐』ロスではなくて、もんでんあきこ先生ロス。早く、早く、先生の次の作品を読まねば…もんでんあきこ先生の世界に早く浸かりたい!という心の渇きが止まらない。
(作品の感想)
悪霊にさえ身体を蝕まれなかったら普通に可愛いナギちゃんはもっと幸せな少女時代をおくれたはず。お父さんもお母さんもあのタネで人生を狂わされてしまった不幸な一族の物語、からの壮大なストーリー。
題材が悪霊や天使とか、巷に溢れるアトラクション的な若者の創作物のようでいて、伏線回収の脚本力、キャラ造形、心理描写、風景の確固たるデッサン、コマ割りの妙…あらゆる技術が完璧なので、フィクションとリアルの狭間で大人読者も大いに納得させられ虜になっていく。これが、もんでんあきこワールド。
全てのカタがつき嵐が夕の元に帰ろうとしたその時、一台の暴走車。ああ、重箱の隅をつつきまくる私が最後に気になってた“寿命問題”フラグ。
はぁ…ラストはやはり切なく終わるほうが後引くよね…と胸キューとなっていたら、夕の元カレに助けられるとか!
そう、夕の元カレ善人説にもちと引っかかってたんだわ。やられた! やっぱりもってかれた! くー、どこまで拾いきるのか! 先生、私もうメロメロです♡
先生のエロ部門の秀逸さも知る身としては、嵐と夕の大輪打ち上げ花火の詳細も知りたいところ…さぞや…じゅる。(注:ただし、ナギちゃん哲っちゃんのところはそっとしておく)
- 54