4.0
1〜3話。無償の愛。夏美と薫。
ダンボールで育った少女を読みました。
1〜3話。ネタバレ感想ご注意ください。
新・ダンボールで育った少女を読んで、こちらも読んでみました。
ある若い夫婦が逮捕され、アパートの部屋のダンボールの中に女の子がいました。
5歳。見た目が2歳児のよう。
名前は沙羅。
児童福祉施設に預けられますが、他の子供は一人を除いて気味悪がり、他の職員も親身に世話をしません。
夏美先生だけは、分け隔てなく接しましたが、
沙羅ちゃんは心を閉ざしたまま。
一人を除いた子供は、高校生の薫。
職員の偽善を見抜きます。
夏美先生は、彼氏と付き合ってて、ある日しますが、彼氏に子供の話をします。
子供がいても愛せるか。
ある日、沙羅を無断で連れ出し外の世界を見せます。
バレた夏美は、謹慎処分。
人気者だった夏美が来ないのを、他の子供は沙羅のせいにして暴力。
職員に怒ったのは薫でした。
沙羅は、なつみせんせい、なつみせんせい
と、うわ言のように声を出し、、
夏美の謹慎処分は解除。心を開いた沙羅はすくすくと成長を始めました。
おわり。
感想。沙羅にとっての希望は、夏美と薫でした。
分け隔てなく接してくれた。無償の愛だった。
保育園の参観日で色んな子供見て、思ったのは、
大人と変わらず、みんなそれぞれに性格や考えがある事。
幼いから大人のようにハッキリ言ったり、善悪の分別がついてないだけ。
夏美先生と、まわりに迎合しない薫が園に居て良かった。
この2人が良心。
あのメガネの女の先生みたいなのばかりの社会だと、世の中に絶望するばかり。
この先生は、とんでもない。
相性の悪い子や気に入らない子は、否定される。おかしいよ。理不尽だ。
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