4.0
とてもスローで、まったりした感じ
心の細やかなところまで描かれていて、とても懐かしく感じます。すみれちゃんが1人でいて、クラスの子達から、疎外されていた時、りつきは、本当に優しかったし、そんなすみれちゃんの事を考えていたはずなのに、なぜか、自分の事に気づくなんて、なかなか、そんな細かな心情が描かれていて、ただの恋愛の話じゃないですよね。人として、とか、考えさせられる内容だなぁ、と思いました。
すみれちゃんの中学の時の先輩と友達との話しの時、りつきは、決して無理やり解決させることもなく、言葉足らずなすみれちゃんを信じていましたよね。それに、先輩の生い立ちを考えると、今はあんな先輩も、決して悪い人じゃないなぁって思います。
すみれちゃんの事を好きだったんですね。
なのに、あんなにこじれてしまって、先輩もかわいそうだなぁって思いました。
そんな、先輩に、りつきは、話がしたいと、持ちかけるところ、決して、強引にすみれちゃんから引き離すわけでなく、焦れったい気もしましたが、りつきらしいのかもしれませんね。
でも、すみれちゃんの為なら、ちゃんと守ってくれるところ、カッコいい!本人無意識みたいですが、すみれちゃんにとっては、何よりも安心できる存在になるべくして、なっていった大切な人ですね。いつまでも仲良くしていて欲しいですね。
ただ、登場人物の区別がつきにくく、分かりにくいです。どれも同じような感じで、名前を言われないと分かりづらいです。
次、りつきの家庭の事情を踏まえて、すみれちゃんがお礼がしたいと考えますが、なんとかこのすみれちゃんの気持ちがりつきに届くといいなと思います。決してキズの舐め合いではなく、りつきにも乗り越えていって欲しいなと思います。
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