3.0
結構残酷な描写が淡々と描かれてますが、これが「事件」の現実なんですよね…。ある日突然に平穏を奪われる残酷、被害者は人権なんて当然踏みにじられた地獄を見たのに、加害側は人権保護の名目の下、刑を軽くする為のワケワカメな言い分を弁護人が絞り出す日本の現状に、ガッカリしてる人は多いのではなかろうか。折角「市民感覚」を反映させようと作られた裁判員裁判は、結局高裁で「判例様」の壁に立ち塞がれて何の意味もなく。過去の判例に疑問があるから裁判員裁判始まったんだぞ?色んな犠牲を払って裁判に参加してくれた裁判員の努力って何でしょうね。そうして皆が納得しない判決が出る度、この作品のカモトラ的存在が望まれてしまうのかもしれません。 被害者は勿論、遺族が無念すぎだもんなぁ、弁護士のやり方とか。何とかならんもんかね。考えさせられる。
- 10