5.0
テツオが魅力的過ぎる…
素晴らしかったです。推理小説好きにはたまりません。仕掛けのスケールが大きくて、読んでるうちに引き込まれるというか呑み込まれました。
登場人物も一人一人に味があり、例えそれが「悪」でも魅了されてしまいます。性と生をテーマに展開していくストーリーに考えさせられる部分も沢山ありました。
この作品に出逢えて良かった!!
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素晴らしかったです。推理小説好きにはたまりません。仕掛けのスケールが大きくて、読んでるうちに引き込まれるというか呑み込まれました。
登場人物も一人一人に味があり、例えそれが「悪」でも魅了されてしまいます。性と生をテーマに展開していくストーリーに考えさせられる部分も沢山ありました。
この作品に出逢えて良かった!!
無料分だけ読みました!25話無料という大盤振る舞いのおかげでかなりの内容を知ることができました。
江戸川乱歩の世界をそのまま漫画にしたような、おどろおどろした暗さに怯えつつも、幽霊塔の謎に惹きつけられ、ひたすら続きを読んでしまいました。
テツオがなぜ太一の子供の頃の写真を持っているのか、どのような関わりがあったのかも気になります。
聡明で気高い男としての潔さと、繊細で見目麗しく守りたくなる様な可憐さを持つテツオに、多くの人が魅せられる中、葛藤するテツオ自身とそれを知る天野君の、互いに芽生える微かな恋心にも似た、密かな憧れと尊敬がなんとも歯痒い。
序盤では主人公テツオの不気味で絶対的な存在感を、脇役でダメ人間の天野君が引き立てる様に始まるが、サスペンスホラーなストーリーが展開される中、難解な謎を次々解き明かして行く度に、天野君がどんどん成長し存在感を増して行く。
キーマンとも言える丸部の出現と奴の行動が、テツオと登場人物達の運命を翻弄し奇想天外に転じる。
結末にはまだ辿り付いていないが複雑な内容に惹きつけられました。
どんな結末が待っているのか楽しみです。
1話試し読みから止められず、一気に全巻読破。
面白かった!!
なんの取り柄もない主人公が謎の美青年と関わって事件に巻き込まれ、
美女や怪人がわんさか…
ありがちなサスペンスかな?と思って読み始めましたが、
普通だとこの辺で謎が解けて終わるかな?と思った辺りから
また話がぐんぐん広がって行って、
えっ?そんなに深いテーマがあったの?どうオチをつけるの?!と、
良い方に予想を裏切られる連続でした。
ラストで示してくれた作者なりの答えも、
読者の私には嬉しいものでした。
絵のキレイなミステリーもの・・・
そんな私の先入観は、
大きく覆されました。
これ、すごいです。
舞台は昭和29年の神戸と
実に64年前の設定!
なのに漂う最先端の
時代の緊張感、焦燥感、虚無感
人の持つ普遍的な感覚を
見事に描いているからでしょうか。
全く古くさくなく、
決して嘘っぽくもなく、
むしろ
圧倒的な臨場感を持って
迫ってきます。
最先端の昭和の物語です。
江戸川乱歩とか、横溝正史とか
好きな方には、溜まりません!
時代、背景、絵柄、どれも
マッチングしていて、素晴らしい
です!極上のシネマを見ている気分で読みました!
まず、肌のきめ細やかさが分かるような絵の綺麗さ。話のダークさ。江戸川乱歩とかが好きな人はハマるんじゃ無いかなぁ。話は重たくて怖くてドキドキしてワクワクして面白いんだけど、だからこそもう一回読むかって言うと、覚悟決めないと読めないかも(笑)個人的には、阿片を作る村に行った時の話が好き。主人公達の性別が逆になって凄く楽しい。お似合い。
ラストのキスシーンは一生忘れないだろうな。
終戦後の神戸を舞台に、善人ではあるがウダツの上がらない太一と、女性として生まれながら男性の心を持つ男装の麗人テツオという異色のコンビが幽霊塔の財宝を求めて展開する冒険譚。
昭和レトロなエキゾチックな街を背景に、展開するサスペンスストーリーには、時に身の毛もよだつ恐ろしく残虐な場面もありますが、それさえも作者の美意識の高さ故か、グロテスクにならず美的に表現されています。
太一がテツオとの冒険を経て、人として成長し変わっていく姿も好ましく、二人が幾多の困難を共に乗り越えたのちの友情にも賛辞を贈りたいと思います。
ところで、ストーリーの終盤で、負傷した太一たちが入院しましたね。その病院の全貌のカットがありましたが、あれは神戸市東灘区鴨子ヶ原にある甲南病院の開院当初の写真を参照して描かれたものです。昭和9年に開院した病院は高名な建築家の設計によるもので、昭和の名建築の一つとされていました。映画のロケ地などとしても使われ、「涼宮ハルヒの消失」のシーンにもなりました。しかし残念ながら、その建物は惜しまれつつ建て替えために取り壊されてしまいました。
何でそんなことがわかるというと、そこは、実は神戸っ子の私が生まれ、父が勤めていた病院だったからです。その建物が失われたのは悲しい限りですが、この作品の中に変わらぬ姿を留めてくれていると思うと慰められます。作品の大筋とは関係ないことですが、どうしても書かせていただきたいと思いました。
他の方のレビューにもありましたが「本当にこうなったら、いいな」と言うラストで、嬉しかったです!
初めはとても、おどろおどろしくて、昭和初期の時代背景がまた、相乗効果で拍車を掛けていました。
ミステリー性満載の作品ですが、様々な問題も取り込まれ、登場人物もそれぞれの過去や信念を持って居て、キャラ設定もしっかりしています。
性別や立場、困難をも乗り越えて、目覚ましい成長を遂げながら、人間として本当に大切な相手に巡り会えた、テツオと太一に素直に「良かったね!」と、拍手を送ってあげたくなりましたよ(*^^*)
キャラ達の表情描写も素晴らしくて、乃木坂さんの画力は、称賛に値すると思います o(^o^)o これこそ漫画の真骨頂ですね!
とても内容の高い作品です!ありがとうございました m(._.)m
ギデオンが面白かったので、こちらも見にきてはまりました。
時計塔を舞台に、複雑な人間関係で進むミステリー。
こわいです。ゾクゾクッとします。
古い時計塔、大きな歯車、それだけでチラつくミステリーの薫り、でも面白いのはやっぱり人間描写でしょうか。
善人に見えても裏があるし、悪人と思っても実は真実が見えていないだけだったり、人の表裏を描くのが上手だから、こんなに惹かれるんでしょうかね。
コメントのポイントも使い切ったら課金しちゃいます。