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5.0
ずっとハラハラしながら追ってきて、こんな着地になったことにビックリ交えて色んな思いがせめぎ合いましたが、とりあえずほっとしました。きれいに終わりましたね。一番驚いたのは美奈子、最初と最後で彼女の印象は変わりました。私的に美奈子は最低で、嫌な女と思ってたんですが、くっついた男が最低を超えて言葉に表せられないレベルのド畜生野郎ですので最後はあのような豹変ぶりを見せてくれて強くたくましくなって…見ててスカッとして、少しだけ彼女の人生を応援したくなりました。嫌な女に変わりないけど。
不幸のど真ん中にいた原美鈴さんが最後の最後、幸せをつかめたのがこの話の救いです。
26
4.0
怖い。
読んだときはそう思いました。
登場してくる男の人は不快に感じましたし、女の子も男の人も人間の闇の部分をさらけ出しすぎです。
でも…怖いけどなんか…魅せられるものがあります。
見たくないけど目が離せないってこういう事かなって思いました。
容赦なく心を抉ってくる作品だと思います。この作品を見れる人も書いてる人も少なからず何かを抱えてるんだと思います。
23
3.0
性について真面目に考えた作品は多数ありますが、これは非常に現実的で好感が持てます。
主人公が自分は損するタイプだと言っており、初めてのHの相手が悪い男で、友人関係でも意見がきちんと言えない、、そういう女性が好きとは何かもわからないまま、でも好きだと思える男性に出会えて、初めて自分や自分の性と向き合います。
その様子が先生という職業とマッチしてて面白く、全て読みきりました。
ただ、この初めての男には腹が立ちます。こんなヤツ捕まればいいのに。 婚約者がいるのに浮気しまくり、式場の打ち合わせに行きたがらない、結納もめんどくさがる、、そこが非現実的でモヤモヤしました。
20
5.0
夏目漱石の「こころ」っぽい話だな～と思って読んでいたら、やはり後半の話で授業のシーンで「こころ」が引用されていた。
人間の心の奥に潜む醜さ、自分でも認めたくない汚い部分、弱さ、後悔、嫉妬、憎悪、憐憫…そういったものに着眼したストーリーですね。
この漫画をつまらないと感じる方や、理解できないと感じる方は、きっとこれまでの人生を幸せに生きてきて、ものすごく辛いことや自分ではどうにもならないような試練にまだ出会ったことがないんだと思う。
そうやって一生生きていくことができたら良いんだけど、長い人生の中には本当に辛い局面は必ず訪れる。そうなった時、乗り越えられるかどうかでその先の人生が決まってくる。
どんなに自分の中に醜いものが巣くっていたとしても、それを認めて戦うことで生きていく力を手に入れることができる。
主人公は強くなった。
最終的に登場人物みんなが、生きていく強さを手に入れることができて良かった。
なんというか、奥の深い漫画でした！
12
5.0
おとなしい主人公が抗えない不平等の中で周りをよくみていて、表面だけの勝ち組や不平等と戦っている人、救われたいし救いたいけど方法がわからない人、日常にいる人々のリアルな描写がとても読みごたえがあります。
誰が悪いのか、誰の責任なのか、主人公の女教師と男子学生の嘘のない言い合いが、答えが出なくてとてもリアルに感じました。
ありがちな不倫や男女のいざこざの話なのだけど、そして突飛な話でもないのだけど、彼女たちの行く末がものすごく気になる！！
4
5.0
いろいろと。
なぜか、この作家さんはゆるーい感じをイメージしていたので、無料話多いわ♪ラッキーくらいな気持ちで読み始めましたが、驚きました。
始めはおバカな親友の彼氏と出来てました、こっちが純愛でした、という話かと思っていたら、なんとまぁ…。
どうか、幸せになって。美鈴先生。新妻くん。
美奈子と罪のない赤ちゃんにも幸ありますやうに。
お金がないので、始まりと、最終回付近しか読めていないのですが、気になりすぎてこうなりました。真ん中を埋めて読んでいきます。変な読み方…
1
5.0
美奈子はもっと陰キャラで終わるのかと思ったら、かなりの重要人物で、後半は逆にすごいと思いました。
先生という立場でここまでの作品になるのは、想像がつかず、もう少し軽めのおちゃらけた感じ？とも思ったのに、全然違って、深くて、ドロドロしていて、怖くて、先が読めず、いったい何の話かわからなくなっていくような、不思議な感覚になりました。
読むのがとまらず、続きが気になって仕方ないかったです！
ミサカナの兄の顔までは出でこず、ごめんで終わっていましたが、謝る意味や、理由、想いまではちょっと難しく、触れられていないので、気になりました。
全体的に、いろいろ考えさせられるストーリーで、私はそういった作品が好きです。
読んで良かったです！
0
5.0
1話目からそれはもう、グイグイ惹き込まれました。
私の生きてる世界線からはかけ離れた性の世界(性被害)ではあったけれども、
現実世界でも同じような体験をして今も辛く苦しい生活をしている人たちがいるんだと思いながら読みました。
主に主人公原美鈴と生徒である新妻くんの、性への向き合い方、惹かれ合う自分の気持ちとの向き合い方を丁寧に描かれています。
その2人だけではなく美鈴を取り巻く人達や生徒たちそれぞれが抱える問題や悩みも絡み合って、
本当に結末が気になり一気に読み進んでしまいました。
本当に大満足の作品です。
0
4.0
読んだレビューの中で「読後感が悪い」「登場人物全員が闇を抱えている」と書いている人が多く、同感と思いながらも最後まで課金して読んでしまった。
でも最後は読後感スッキリで終わってくれて、少しだけ救われました。
私はこんなふうに傷つけられた経験がないからイマイチ登場人物たちに感情移入し切れなかったのですが、似た経験をした人達はこんなジレンマを抱えながら葛藤して生きているのかしら。
最後、確かに美奈子の立ち振る舞いがスカッとするのと、新妻君みたいに悩める、色っぽい高校生が自分のクラスにいたらたまらないな、と思った。
あと、1話が100pt近くするのがあるのは、ちょっとキツイですーめちゃコミックさん。
評点は確かに3.9くらいかな、と。ただ、この作者さんの絵はとても好みです。同じ作者さんの、こんなに屈折していない、純愛者があれば是非読みたい。
1
5.0
他愛も無い嘘、その方がいいと思ってつく嘘の事を英語でwhite lie白い嘘と言うらしい。では、この作品では、どこがそれに当たるのか？
登場人物が小さな嘘で虚栄を張って、自分をどこへ向かわせているのか分からなくなってしまう不安を持ちつつ、生きていく。切ない、苦しい、本当の姿を見るのは辛い。そして、悲劇に向かってしまう。そんな中でも、各々が、本当の姿を無視出来ない自分に立ち返る。私も、そうすれば良かったと重なるシーンがある。まずは、最初から、、、で、良かった。
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