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5.0
性の不平等さ…と紹介がある通り、性における価値を、弱い者が強い者に一方的に奪われたり、与えなくてはならないという不条理さを再認識させられる、問題提起作品だと思う。
とても強いメッセージ性がある作品で、読む方も非常に消耗するので、覚悟を決めて受け止めなければならないと思います。
先の見えない暗闇に放り出されたような不安な気持ちで読み進めなければならないので、気軽に読みたい人には勧められない作品です。
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5.0
他愛も無い嘘、その方がいいと思ってつく嘘の事を英語でwhite lie白い嘘と言うらしい。では、この作品では、どこがそれに当たるのか？
登場人物が小さな嘘で虚栄を張って、自分をどこへ向かわせているのか分からなくなってしまう不安を持ちつつ、生きていく。切ない、苦しい、本当の姿を見るのは辛い。そして、悲劇に向かってしまう。そんな中でも、各々が、本当の姿を無視出来ない自分に立ち返る。私も、そうすれば良かったと重なるシーンがある。まずは、最初から、、、で、良かった。
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5.0
レビューを読んだあとに断片的に買って読んだら、面白いので結局最初から買い直してちびちび順番に読んでます。
断片的に最後まで読んでてもこんなに先が気になる漫画は今まで出会ったことがありません。
あと、美鈴先生がほんとに愛しく、可愛く思えてしまい、すっかり新妻くん目線で愛してしまいます。
美鈴先生の反応も毎回ほんとに面白いので、重いはずの内容も時々コミカルにさえ感じてしまう。
この先どんな展開が待ち受けていようとも、最後までお付き合いさせていただきます！
作者さんは勿論、登場人物みんな応援したくなる漫画です。
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4.0
最初、何気なく読んでいたらどんどん引き込まれました。登場人物は全員癖あり、人間の闇や嫌だなと思う部分をデフォルメしたような人達。平穏な日常が、実は努力で作られているものであること、ちょっとした選択の方向で、幸と不幸が分かれていくことなど、いろいろ考えさせられました。最後に希望は見えますが、教師と生徒という、これもある意味タブーで、最後まで後味はあまり良くない感覚でした。漫画の世界としてスゴい！と思ったので星四つです。（リアルではあってほしくないです…）
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3.0
こういった作品多いけど、リアルに見せたくて汚らしさを強調しすぎリアルと離れてしまうって罠に落ちた作品もまた多いって思ってます。
が、個人的にはコチラの作品は逸脱せずリアルだと感じました。
欲望という業のような目を背けたくなるところにも
真正面に逃げずにぶつかって描いてらっしゃるな、という印象です。
女性としても突如として対象にされた恐怖や起きてしまった事への自己嫌悪から保身のための迎合だったり…非常に共感できます。
センシティブな所を的確に表現されてる。
故に序盤の先生の涙に、続く台詞に、グッときました。
注意点として望まない性◯暴◯などの過激なシーンが散見されます。トラウマ抱えておられる方にはリアルな描写にフラバしてしまう可能性もあるのでご留意下さい。ちなみに…私は2人になった瞬間に豹変する目付きが若干フラバでぞわっとしました。そんな感じもあるので参考までに。
1
3.0
絵がうまい！と感心しました。たとえばスクールカーストの上下、が顔だけでよくわかる！不美人ではない、が、地味な主人公。地味だけど、年上に好かれそうなかくれイケメン。特に彼のルックスがセクシーで好きで何回も読んだ。こんなクラスメートいたらよかったのになーとしみじみしながら。しかし、なんだか、セリフまわしが、哲学的？文学的すぎて、リアリティーがない。高校生がこんな会話しないだろ！とツッコミたくなること多数。あと、悪役 の彼の描写が、軽い。もっとこう、ああ、こうなっちゃうのもわかるわあ、と思わせる様な表現が欲しかった。色々納得できないというか、なぜ嫌だとはっきり言わないのだ？なぜ逃げないのだ？と、もやもやしてしまう。そこの描き方が弱いと思って惜しい感じがしました。
1
4.0
出てくる登場人物、登場人物が
想像以上にイヤな奴ばっかり。
一見わからないし、ちょっと話しただけ、ちょっと関わっただけでは わからない。
だけど、フタを開けてみたら
引いちゃうようなイヤな一面、
黒いドロドロが渦を巻いている。
そんな人ばかり出てくる。
けど、
これってリアルなことなんですよね
結構、、、。
自分にも
当てはまることもあるし、
今まで周りにいた人にも当てはまることもある。
わぁ！って泣いて
はぁ〜っと感動する。
そんな話じゃないんですけど
もっとジワ〜っと沁みてくる感じ。
いろいろな思いが巡って
いろいろ考えさせられます。
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4.0
性的な暴力の描写が生々しくて不愉快でした。
ヒロインが言い訳めいてそれを受け入れてるのも辛かった。
高校生の夢見がちな恋愛と性欲が少女マンガとはぜんぜん違う描き方をしている。
衝撃作とか問題作とかを読みたい方にはオススメします。
親友の婚約者にもっと天罰をと思ったが、どうもそうはならないのが悔しい。
ヒロインと男子高校生が気持ちを通わせてく過程でもう少し幸せなシーンが見たかった。
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4.0
流れからいえば、友達の彼氏に襲われて、教師のヒロインは弱味を握られ、最終的には生徒に救われ、生徒とヒロインの二人はくっつく話です。
なんともラストに行くまでが、人間模様が色々と入って来て、紆余曲折です。
女の友情関係にも触れるシーンがあって、わかる！わかる！と共感してしまいました。所詮、女なんてそんなもんなのさ…みたいな(笑)
それぞれが抱えてる傷を話に絡ませてくるのがうまい！！
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3.0
主人公だけでなくその周りの人間たちのことが描かれる話もあるから、目線を変えて人間の陰な内面に触れられる。
人それぞれ程度や分類は違うだろうけど、誰もが嘘をついて、汚さを抱えながら隠しながら自分の世界を守るのが生きる方法かなと思った。
でもそれを他人に強要させて自分で選んだことのように仕向ける犯罪者には全く共感できん。
ねじ曲がった部分を感じながら感情移入して読むとしんどくなるから、読まない方がいい人もいるわ、これ。
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