みんなのレビューと感想「透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:5.000 5.0

    命の重さは軽くない

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    色々な事で産科婦人科にお世話になっている人は多い筈。どんな命にも意味があると改めて実感させてくれる作品です。
    自分も早産体質だったので、超低体重児の話は涙が溢れて止まりませんでした。
    周りはお産が軽くて羨ましいと言いますが、赤ちゃんが苦しいのに❗何がいいんだ?早くに小さく産んでごめんね。母親の気持ちはパニックと罪悪感だらけ。
    すごく共感してしまいました。NICUの看護師さん達は、とても強くて優しいです。
    私も今でも、助けてくれたスタッフの方全員に感謝してます。
    男性も、他人事のように捉えずに是非とも読んで欲しいと思います。
    だって、皆お母さんのお腹からこの世に出てきたんですから。

    • 135
  2. 評価:5.000 5.0

    想像以上に読まされます

    新潮社中瀬ゆかり氏が、良作を紹介するテレビ番組のコーナーの中で勧められていたので、いつか読もうと思っていました。
    広告の漫画の切り取られ方を見て、その「のぞき趣味」を刺激される感じには抵抗が有ったのですが、一度読み出せば、冷静で深い愛情から生まれる作者の語りに導かれ、その世界に一気に引き込まれます。
    絵が下手だと言う評価が有りそうですが、漫画を読む上に置いて困るタイプの物ではなく、シビアな現実を柔らかく、紗をかけるような特殊効果として機能しており、
    作者の多面的な感性とネームのセンスに裏打ちされた一読の価値ある作品に仕上がっていると思われます。
    これは想像以上の作品でした。

    by Inoue-L
    • 144
  3. 評価:5.000 5.0

    義務教育の副読本、教科書にしてほしい

    誰でも何となく…から入り込める絵柄と切り口の良い展開。なのにこんなに感動し、ためになり、勉強になる作品はほかにありません。

    バナー広告で気になり。反対しかされない妊娠をきっかけに読み始めました。
    その時は10話までしか配信されておらず、でもその時の私には共感と希望をいたただきました。
    しかし、つい先日、流産しました。まだ心も体も傷の癒えない私のなかに、新しく配信されていた『ドゥーラさん』の物語と言葉は どうしようもできない何かを吹き飛ばしてくれる力強さをくださいました。

    世知辛い世の中。自分もそうですが知識も常識も欠け心幼い大人が増えている昨今。間近な現実を教えるために。このような作品ならば小学生の頃から教本としてそばに置いてあってもいいものだと思います。
    素晴らしい作品です。

    • 131
  4. 評価:5.000 5.0

    感動と責任と愛情

    1歳8月の娘をもつパパです。二人目も年末には産まれます。
    無事に生まれた子、生まれない子、祝福される子、されない子、幸せに育つ子、育たない子。
    出産には、様々な人間模様と感情が交差します。
    あらためて、産んでくれてありがとうと、妻には感謝。
    産まれてくれてありがとうと、娘に感謝です。
    今度の子にも、生まれてきてよかったと言う時間と愛情を注ぎます。

    あと…自分の親にも感謝ですかね。
    今日から、娘の日記?もつけてみようと思います。

    そして、世の中のすべての赤ちゃんとその両親が、優しい気持ちで暮らせるようになれといいのだけれどもね。

    • 107
  5. 評価:5.000 5.0

    後悔の念を持つ親たちへの救い

    35歳会社員で生後半年の息子を持つ父です。

    幼い我が子を持つ親として、知っておかねばならない現実を押し付けがましくもなく、軽いタッチで淡々と表現しながらも、 読者へのメッセージ性を強く感じる秀逸作です。

    特に、第2話のラストは、涙をなくしては語れません。

    我が子が同じような状況になってしまった場合、自分の過失を責めない親はいないでしょう。

    そんな後悔の念を持つ親たちに対する唯一の救いこそが本作第2話ラストの表現ではないかと思います。
    あの状況であっても、我が子は愛に包まれていたという表現に作者の深い優しさを感じずにはいられません。

    それほどのインパクトと感動を伝えられる作者の度量に圧巻されます。
    これは嫁さんにも読んで欲しいと心から思いました。

    • 108
  6. 評価:5.000 5.0

    ぜひ読んでほしい

    今3ヶ月の息子を育てている母です。

    滅多にレビューなんて
    書かないのですが、ぜひ、
    たくさんの人に読んでほしくて
    レビューしました。

    全話一気に読み切ってしまいました。
    簡単な絵なのに、ストーリーは
    全てがリアルで胸に突き刺さりました。

    特に2話のラストは
    涙がとまりませんでした。
    せっかく生まれてきたのに、、、
    せっかくお母さんに会えたのに、、、。
    健太くんはなんのために
    この世に生まれたのだろうか。

    ほんとうに近頃子どもを虐待する
    ひどいニュースが絶えません。
    それを思えば、授乳中に
    お母さんの温もりを感じながら、
    幸せだと感じながら
    亡くなっていったのだと
    作者同様、わたしも願わずには
    いられませんでした。

    この世に誕生するすべての
    子どもたちが幸せに
    生きていける世の中に
    なりますように。

    心ない大人たちの元に生まれ、
    悲しく辛い思いの中
    亡くなっていった子どもたちが
    今度は愛され、幸せにしてくれる
    両親の元に生まれ変わりますように。

    by 匿名希望
    • 91
  7. 評価:5.000 5.0

    子供はいらない派ですがオススメ

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    高齢出産に片足を突っ込んだ世代の「子供は要らない派」の人間です。

    子供の頃から、あまり子供を欲しいと思わなかったし、現在友達の子供を見ても可愛いとは思うけど、産みたいとはどうしても思えなかった。

    だから、他人の不妊の話とか、子供が欲しいっていう気持ちはイマイチ分からない部分もあって、未だに自分は欠陥人間と思うこともある。

    私はこの作品を読み始めた時、なんだかんだぁあるけど、子供は産むべき!だって女でしょ!?という結論に行く作品と思っていたが、どちらかと言うと作者がこちら側(子供は可愛いと思うが、積極的に欲しい側ではない)人間であるからか、客観的に人を描写をしてるところもあり、良い意味で意外だった。

    私は子供の頃に性犯罪に遭ったことがあったが、大人には忘れなさいと言われたまま大きくなってしまった。

    このマンガには性犯罪被害者の切り口の話もあって、男の人が軽く考えてしまうかもしれない性犯罪(特に子供の時)についても切り込み、性にまつわる行為と妊娠と繋げてくれる、絵とは裏腹に力のある作品だと思う。

    この本を読み、子供を持つ人や、不妊に悩む人に少し優しくしたいなって思うようになった気がする。

    相手の身体のことと真剣に向き合うべきということを知ってもらうためにも、ティーンエイジャーの男の子に、特に読んで欲しい。

    by 匿名希望
    • 89
  8. 評価:5.000 5.0

    こんなに感動する漫画は初めてかも

    一気に全巻見入ってしまいました。
    普通に妊娠し、出産できる事、自身が普通に母に育てて貰った事が本当に幸せな事だとしみじみ感じてしまいました。
    世の中には辛い経験をして妊娠した方、出産した方、育ち方をした方が沢山いるんだと改めて痛感し、胸に刺さりました。
    この漫画は作者の経験を元にした実話だからこそ現実味があり、考えさせられました。
    まだ妊娠経験がない方、10代20代の方には特に読んでもらいたい漫画です。
    もちろん私のように出産経験、育児中の方にも改めて我が子を愛したくなる漫画なので読んでもらいたいです。

    by MmmmS
    • 54
  9. 評価:5.000 5.0

    中絶を別の視点から見る

    一般的には中絶をする女性は、汚れてる、ふしだら だと 冷たい視線を浴びます。

    そして、結婚して子どもを授かり、育てることが普通だと思われてます。

    自分も子どもを授かる前はそう思ってました。

    しかし、世の中には普通に生きられない人もいますし、簡単に子を授かったり産んだり出来ない人が たくさんいます。

    そういった場に遭遇しない限り、実情は分かりません。そこを産婦人科の目線から優しく、わかりやすく伝えてくれます。


    女性目線で申し訳ないですが、女は自分の体と一生付き合わなければなりません。
    間違いを犯せば、それは一生自分の責任としてついてくるのです。

    また、子を授かり、産まれる事は奇跡であり、当たり前ではありません。

    これらは人類の真実であり、一番尊い事だと思います。
    この話で知識を広めて頂き、無知で傷つけ合う事がなくなればいいなと思います。

    by 匿名希望
    • 49
  10. 評価:5.000 5.0

    親である自分、子である自分

    幼い頃、親は絶対的な存在でした
    親の言うことが世界の常識だと信じて疑いませんでした
    思春期のある日、母親にひょんなことで叱られ部屋で一人で泣いていたら、
    「ごめんね、あなたはなんにも悪いことしてないのに、お母さんイライラしてて怒っちゃった。お母さんが悪かった。ごめんね」
    と謝られました
    その時から親でも間違うんだ、大人のすることが全部正解じゃないんだ、という驚きと共に親離れが始まったように思います

    時が経ち大人になった今、この物語を読んだとき
    親について、子どもについて、たくさんの感情が湧きます
    そして同時に
    子としての自分、親としての自分を鑑み
    気付いたら涙が止まらなくなります

    グチャグチャに泣きながら
    たくさんのごめんねとたくさんのありがとうを言いたくなる作品です

    by 匿名希望
    • 47
全ての内容:全ての評価 1 - 10件目/全15,874件

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