5.0
永遠のバイブル
数ある少女マンガでも本当に本当に大好きで、単行本も全巻揃えて何度も読みました。
矢沢あいさんといえばNANAとかパラキスとかの方がメディア化されてて有名だと思いますが、私にとってのダントツ1位は天ないです。
エンジェル冴島と呼ばれる翠が、晃に出会い、恋に落ち、人を好きになることの苦しさを知ります。
「天使なんかじゃない、普通の女の子だよ」
このフレーズは何年経っても色褪せません。
一度は両思いになった翠と晃ですが、マキちゃんの存在が2人の間に影を落とします。
体育祭の後、晃が翠にヘルメットを被せてくれるシーン、翠の心の声が悲痛で、切なくて、泣けました。
晃はマキちゃんの側を離れられず、翠と晃は一旦別れを選びます。
いざとなったら逃げも隠れもできない晃が、翠と話し合うためにバイクで待っていたシーン、ここも切なかった。
途中、ケンちゃんと付き合ったり迷走したりして、色々な人が傷つき、傷つけられます。
全国のりぼんっこが恋の難しさを学びました。笑
主人公の2人だけでなく、間宮さんと秀一、マキちゃんと将志さんといった脇を固めるキャラクターの恋も見ものです。
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