みんなのレビューと感想「累」(ネタバレ非表示)

累
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  1. 評価:4.000 4.0

    美しさへの執念!

    読み始め サイコホラー かと思いました(笑)

    女優で美しい母とは 似ても似つかない
    醜い容貌の ヒロイン累
    その容姿から 世の中全て敵と思えるような
    仕打ちに 耐えきれなくなった時
    亡き母から贈られた 口紅と
    呪文のような言葉を思い出す。。

    あり得ない設定ですが 美しい画と
    妖しい描写に ゾクゾクします
    天国のような絶頂感も 同時に沸き起こる
    葛藤表現も見事です
    口紅を使い続けた先に 何があるのか
    累が 何処へ行き着くのか。。続きが楽しみです

    • 29
  2. 評価:5.000 5.0

    美しさは皮一枚

    「美しさは皮一枚、醜さは骨の髄まで」という意味の英語のことわざがある。
    要するに「内面が大事だ」ということなのだろうが、別の捉え方もできる。
    それは、光よりも闇が深いように、美しさよりも醜さの方が深い、ということだ。

    この漫画を読んで、少しだけわかった気がした。
    自分がなぜ、人間の汚さや醜さを描くような漫画や映画や小説に、敢えて触れようとするのか。
    私は多分、人の醜さの底知れなさに、歪んだ魅力を感じるのだと思う。
    表面の美しさには、限りがある。
    少なくとも、時間的な制約からは絶対に逃れられない。
    永遠に美しく、は不可能だ。
    かさねの口紅の効果が永遠ではないように。
    人は、いつまでも美しくあり続けることはできないし、どこまでも美しくなり続けることもできない。
    しかし、どこまでも醜くなり続けることはできるのだ、恐ろしいほどに。

    かさねの、表面の醜さ。
    そして、容姿という運命のハンデに結局のところ負けた、その弱さ。
    他人に成り代わってでも光を浴びようとする、そのあさましさ。
    一度知ってしまった光の味をどうしても手放せない、その欲深さ。
    その限りない醜さに、そして、魂の醜さと反比例するかのように増長してゆく、完璧に表面的な美しさに、ぞくぞくするほど心が昂った。
    人の美しさは有限だが、醜さは底なしだ。
    その底なしの闇を覗き込む恐ろしさと興奮が、ここにある。

    私は、この漫画の行方を見届けたい。
    ただ、底なしの闇の片隅に、最後には一欠片でもいいから、幻でもいいから、パンドラの箱に残っていた希望のように、何かの光が残る結末であってほしいと願うのは、甘いだろうか。

    by roka
    • 18
  3. 評価:5.000 5.0

    こわい、、見たい!

    こわくてこわくて、続きを見ずにはいられません!
    独特の艶のある絵柄と丁寧な心理描写でグイグイ引き込まれます。
    手にしたかった幸せにどんどん近づいているような、どんどん離れていくような、
    危うくて、切なくて、恐ろしい物語。
    どうなって行くのか見届けなければ…!という想いに掻き立てられて一気読みしてしまいます。
    続きが気になって仕方ない!

    • 9
  4. 評価:5.000 5.0

    引き込まれる世界観!

    普段あまり手を出さない類の作品ですが、一度手を出したら止まらず一気に読みきりました。このゾクゾクする様な真っ黒な世界観!引き込まれました。
    酷く醜い容姿を持って産まれた主人公が持って産まれたのは、たぐいまれな演技のセンス。演技をする事でしか生きる価値を見出せない主人公の死に物狂いの戦いは圧巻です。

    早く続きが読みたいが、もっと読み深めたく、単行本を全て購入ww
    お勧めです!

    • 6
  5. 評価:3.000 3.0

    面白いんだけど❗

    もっと見たいのに見にくい。
    コマ割りが目が回る

    • 22
  6. 評価:3.000 3.0

    引き込まれたー!

    どうにもならないコンプレックス!それを劇的に解消してくれるアイテムの口紅。
    解消だけでなく、夢や希望をも手に、、。
    でも、それゆえの苦悩もあり。
    主人公が、どんどん強く嫌な人格になっていく、反面切なく寂しい。

    ラッキーアイテムなのか、不幸への道のアイテムなのか、口紅が、この先どんな道を歩ませて結末はどうなるのか?
    最後まで読んで見たい作品です。絵は、とても綺麗です。

    • 5
  7. 評価:4.000 4.0

    最新刊(13巻)まで読んでます。あらすじは作品紹介にあるので割愛。
    最初は醜いけれど演技に才能がある累が、美人の顔を盗み下克上を目指すお話かと思いました。けれど見返したい、という気持ちが少しずつ誰にも理解はされない、けれどこの苦しみを理解してくれる人はいるのではないか?と変わっていきます。
    そして様々な人(ニナ、雨野さん、野菊)と関わりつつ最後は五十嵐幾、亡き母により醜い自分を受け止めたように見えました。次に出る14巻が最終巻だそうですので、しっかりと累の最期を見たいと思います。
    そして個人的に累の大好きなエピソードはマクベスとその夫人を演じた雨野と累。お互いの正体を明かしあった訳ではありませんが、醜いと言われ続けた累が人の顔を借りてですが愛した男。語らずとも通じ合う二人と、甘えることなく突き放す姿勢がただただ良かったです。恋愛漫画ではありませんが、女性には特に勧めたいシーンです。

    • 3
  8. 評価:5.000 5.0

    人の心の奥の醜い感情…。それは幼い頃から皆が持っていて、だから幼い頃からあるいじめの実際がある…。
    累はその心の闇の核心にふれている。
    苦しいほどに同意できる。
    だけど累にはもともとひとが羨む演技の才能があって。それは累自身は気付いてないだろうが、累が美しい顔を持つものに持つ羨むのと同じく羨ましがられることだろうに…。
    累がそのままの顔でも自信持って生きて行って欲しいな…と思うのは甘いのかなぁ。
    どんどん引き込まれる作品です。ぜひ読んで欲しい。

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    コンプレックスの抱える終着点とは⁉️

    主人公 累(いざな)のコンプレックスと背徳心、周りの人々の与える影響と哀しみ。

    哀しみからは哀しみしか生まれない。

    人は誰でもコンプレックスがあると思います。
    その中でどう努力するのかは人それぞれ。
    時には努力しないで諦めてしまう人もいるでしょう。
    しかし、主人公 累(いざな)は人知を超えてまで努力してしまった。。。

    それが与える人生の終着点は。。。


    物凄く惹き込まれる内容で最新話まで一気に読んでしまいました。

    更新心待ちにしています。

    • 2
  10. 評価:3.000 3.0

    設定がとても興味深い

    表紙の絵もとてもきれいなので、期待値が高くなります。
    良い作品だと思うのですが、欲をいえば、皆さんおっしゃるコマ割り(と同じかどうかさえわからない素人ですが)がやはり自分にとっては違和感がありました。
    例えば、演劇部の先輩と入れ替わったあとの描写も服装を取り替えるシーンを描いてくだされば、その中で累の心理描写もでき、読者も感情移入できたと思うのです。

    ストーリー自体はとても面白いので、その点がもったいないかな、と感じました。マンガ描けもしないのに、上から目線的な文章になってしまい、すみません。

    • 3
ネタバレ無し:全ての評価 1 - 10件目/全1,468件

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