【ネタバレあり】砂漠の天使のレビューと感想

ファンタジーのような世界観でした。
中東のお話はシークが人格者なことが多いけど、ハニフは少し頼りないプリンスでした。ルーシーを助けることには全力を注ぐのだけど、過去に囚われて実の娘を受け入れられないハニフ…娘は「今」生きているのにね。途中で娘と向き合えて良かった。
ルーシーは慈愛に満ちていて酷いことをした旦那も置いていった母親も寛大に許してとてもいい子。
ラスト１話のロンドン編は駆け足で終わった。絵も雑になってるような？

ハニフ(ヒーロー)が、可愛いです！
最初は少し線が細くて、ちょっとわがままなお坊っちゃまかと思うくらい、幼くて可愛い。実は娘もいて、奥様を看取った経験まである頼れる男だったけど。
ヒロインが騙されやすかったり、それ以外の設定が結構ざっくりなので、物語としてはファンタジーな感じが漂ってますが、作家さんの画がマッチしていて、読んでいても絵本のように素敵でした。

シークはカッコイイ

男に騙され家を担保にされ あげくに自分はお金のためだけに結婚したと言われたら辛いよ
恋愛をした事が無い女性なら騙せると思う男は腹が立つ(怒)
でもシークに助けられて看護もして貰うのは羨ましい
最後のプロポーズは憧れます

おもしろかった

夫のスティーブはとんでもない結婚詐欺師だわ。祖母の死で弱ってるときにつけ込むなんて同級生のくせに最低。でも彼を探しに来たおかげでハニフに出会えたので悪いことばかりじゃなかったかも。

ハーレクインの現代もの。
砂漠の国の王子なヒーローと、外国から人を探してやって来た無鉄砲な行動派のヒロイン。