みんなのレビューと感想「悲しい誘惑」（ネタバレ非表示）

始まりは薔薇

祖父の形見を取り戻し、過去の栄光を守ろうと1人努力するカリーン。ロッテは初めから彼女に惹かれていたが、中々2人素直に歩み寄れずに頑なに傷つけあってしまう。彼女の持つ哀しみに気づきながらも、彼も意地になり優しく出来ずにいた。2人の交わした約束は残酷なもの。彼女が全てを投げ出し、彼の胸の中に飛び込むことでやっと2人はわかりあえる。遠回りして得たものは大きな愛で溢れていた。ラストの彼女の潔さが魅力的です。

美しい主人公

ヒロインが魅力的です。美しいだけでなく影もあって引き込まれました。
お互いをわかり合えたあと幸せな場面をもう少し描いて欲しかったなーという少し物足りない終幕でしたので星４つにしました。

妹の為に全ての重圧や責任を
誰にも頼れず奮闘し耐えるカリーン
ザンテに落札された形見を盗んだ事から
弱みを握られ振り回されるが、強引な
ザンテに惹かれ心では助けを求めてた
一方ザンテは産まれながらの貴族カリーン
の持つ(高貴な)雰囲気に惹かれていた
ザンテがなかば強要したベットで
過去の事故から身体と心に深い傷を負った
シーンは切なかったけど
最終的にあっさり屋敷もろもろ売却した
ので、妹の為にとか言ってないで
初めから売却すればよかったのに、と
興醒めしてしまった

パワーのあるイケメンと超美人のストーリー。でも女性にはいろいろ事情があって…。強い男性に求愛されて護られる王道ストーリーですが、内容もあって面白かったです。

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次から次へとヒロインが悲劇に見舞われて最初は読んでて辛かったのですがヒーローと会えて心の中の淀も解けてヒーローのヒロインの傷痕を見ての涙に涙腺崩壊しました。