4.0
奥さんに先立たれてまだ幼い娘と二人っきりになってしまった犬塚先生が学校の女子生徒と三人で初心者ながら料理に挑戦していくストーリー。
このお話は人にとってのごはんの大事さが伝わってくるし初心者の三人がレシピに忠実に戸惑いながら作っていくのが素朴で癒されます。特別なことは何もしていないのがいいです。
そして善人しかいないから安心して読んでいい作品でもあります。子供の描写もわざとらしい創作の中のステレオタイプの子供じゃなくてとてもリアルなのが可愛いです。
それから距離感をわきまえているところもイライラせずに読めるところかな。
小鳥ちゃん、確実に犬塚先生に特別な感情向けているだろうに、一緒にごはん作ってても風邪の時家に押しかけようとせず家の前でつむぎちゃんとお別れして帰ったとこ、すごく好感持てました。
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