3.0
愛情が育って…
原ちえこ先生の作品は、現代のものよりヒストリカルの方が面白いですね。
言葉づかいが80年代から抜けてませんが、その時代の空気が若いマンガ家とは違います。(と、おばちゃんである私は思う。)
望まない結婚だったはずが離れがたく…という展開はよくありますが、そこに個人的な恨みが加わるとストーリーがより楽しめます。
トラブルが解決するたびに愛情が育っていくところがステキでした。
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原ちえこ先生の作品は、現代のものよりヒストリカルの方が面白いですね。
言葉づかいが80年代から抜けてませんが、その時代の空気が若いマンガ家とは違います。(と、おばちゃんである私は思う。)
望まない結婚だったはずが離れがたく…という展開はよくありますが、そこに個人的な恨みが加わるとストーリーがより楽しめます。
トラブルが解決するたびに愛情が育っていくところがステキでした。
傲慢公爵からの求婚は、良心の呵責でも哀れみでもなく、不器用な男の片想いでした。
なのでお父さんの不幸がなくても遅かれ早かれ結婚していたと思うけど、身の回りの色んなことが解決したから結果オーライかなぁ。お父さんは気の毒だけど。
ヒロインのインディアが気は強いけど、美人で優しくて頭が良くて好感が持てます。
するヒロイン、なかなか本心を明かさないヒーロー。ヒーローの弟は、それぞれの嫉妬心をあおるw ヒロインの母はゲンキンで自己中、だけど実は二人の仲を後押しw 姉(ヒロイン)より先に恋人ができた妹のために、ヒーローに不信感を持って婚約、その浮き沈みにハラハラ。
アンソニーが何故わざわざ憎まれるようにふるまうのか分からずじまいだった。インディアに一目ぼれしたと言っても信用されないかもしないが、無理に局面を複雑にしようとしているみたいで釈然としなかった。
原ちえこ先生の作品はどれも素敵でまちがえがないです。
絵はきれいしストーリーもとてもおもしろいとおもいます。
原ちえこ先生は、ヒストリカルがぴったりですね。聡明で落ち着いたインディアとちょっと不器用だけど、頼りがいのあるアンソニー。途中、定番のちょっとしたすれ違いがありますが、ハッピーエンドで、安心して、読めます。
けど、スティープウッド・スキャンダルのシリーズです。名義を変えてるんでしょうか。シリーズの中ではへスターの話とこれがお気に入りです。