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みんなのレビューと感想「ぼくは麻理のなか」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:5.000 5.0

    気持ち悪いとにかく気持ち悪い

    冴えない男子を主人公にした青春漫画の面白さ、素晴らしさの明暗をわけるポイントその主人公がどれぐらい気持ち悪いかということにかかっていると思っています。

    (わたしのなかで)安達哲を超える青春漫画を描く作家はなかなかいないものだとがっかりしながら新しい漫画を読み漁る日々でしたが、押見修造さんの作品に出会えてからその考えは一変しました。

    この作者さんの描く青春漫画の主人公の気持ち悪さと言ったらすばらしいものがあります。

    やはりこうでなくてはいけない!

    細やかな心の機微、思考、行動から触れる徹底した凡人臭さの中の非凡さ

    細やかな心の機微、思考、行動から触れる徹底した気持ち悪さ。

    月光の囁き、さくらの唄に並んで今のところ私の中の、いつまでも残るべき青春漫画と勝手に考えております。

    この細やかな精神世界の描写だけでも特筆すべきなのに、このマンガが面白いのは設定やストーリーまでもが非凡であることです。

    予測のつかないストーリー展開と主人公の気持ち悪さに感動しっぱなしです。

    ぜひとも万人に読んでほしい素晴らしい漫画です。

    • 23
  2. 評価:5.000 5.0

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    押見修造の作品は惡の華ではまって他のも読みふけりましたが、その中でも登場人物の心象風景や心理描写がとても秀逸。引き込まれるかの様に最後まで一気に読みました。押見作品の中でも絵はとても綺麗で、丁寧な心理描写、また物語の完結性も良く読後感の幸福感に包まれ、また余韻がとても素晴らしい作品です。前半で月並みな男女入れ違いの作品と断定しないで最後までちゃんと読んで欲しいです。

    • 13
  3. 評価:5.000 5.0

    深い作品です

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    麻理ちゃんの可愛さにつられて読みましたが、最後のどんでん返しに脱帽。1回目読んで「ん?どういうこと?」となり、2回目読んで「なるほど…!」となり、3回目は小森人格のキモさにニヤニヤしながら読みました。
    幼少期の改名のトラウマと、下心ありありの目で見てくる男、嫉妬羨望の目で見てくる女子、圧の強い母親のストレスにより別人格を生み出してしまった麻理。こういうった事例は心理学的にもあると思いますが、別人格が実在する人物なのと、本人と接触したのが漫画ならではで面白いです。
    何度も読み返す大好きな作品です。

    • 3
  4. 評価:5.000 5.0

    とても好きな作品

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    最終回まで読みました。ガッツリネタバレしています。

    学生時代の自分自身を確立できず、他人や家族の評価に依存せざるおえない閉塞感や息苦しさの果ての精神分裂なんとも切ないです。美人出あるが故の周囲の称賛と自分自身との中身のギャップでしょうか…。
    残念ながら私は麻理のように目立つ学生ではありませんでしたが、向かいに住む引きこもりの男性に自由を一方的に感じ、憧れてしまう気持ちはわからなくもないです。だからといって尾行、不法侵入はダメですが…

    きちんと説明がされていませんが、麻理の母の視点から見れば、祖母もなかなかな毒親と感じました。ラストできちんと家族で和解できた風景もあり安心しました。

    見事だと思ったのは、両想いだったのにもかかわらず本物の麻里の精神が戻ることにより、友情に戻るところでした。あの2人はもう、卒業以降は徐々に疎遠になっていくような気がして、とてもせつないです。

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    文学

    序盤だけ読んだ場合と、最後まで読んだ場合で印象が180度変わります。

    序盤は小森が麻理の中で日常を送ろうとするわけだが、小森の行動や発言が、いちいち恥ずかしくて見ていられない。

    この作者はコミュ障や陰キャの心理を描かせたら世界一では?

    悪の華でもそうだったが、心を思いっきり爪で引っ掻かれるような気分になって辛い。心理描写が秀逸でフィクションである事を忘れるくら読むのが恥ずかしい。

    序盤の印象だけならこんな感じ。

    終盤で明らかになる真実は、他のどんな作品でも体験したことの無いドンデン返しでした。
    すぐにもう一度、最初から読みたくなる。

    美しい作品。星5。

    by ghes
    • 2
  6. 評価:5.000 5.0

    まさか、まさかの展開でした。よくある非現実的な入れ替わりの物語ではなく、もっと深い精神世界を描いている作品と言えば良いのでしょうか?画の感じが、ストーリーにとてもあっていると思います。綺麗すぎるとこの世界がうまく伝わらない、そんな気がします。長いけれど、読んでみる価値はあると思います。

    • 6
  7. 評価:5.000 5.0

    最初はありがちな男女入れ替わりものかと思って、テンポが遅いな、つまらないかもと感じた時にネタバレコメント読んでしまったが大失敗。他の漫画では割と分かってるラストに向けて面白く読める時も多いのでネタバレを途中で読んでまた作品に戻ることも多いのですが、これは、推理しながら読むべきお話です。せっかく作者さんが散りばめてくれた伏線をしっかり受け止めながら読んだら、よりラストが良くなるのだと思いました。勿体ないことしてしまいました。まだ無料分読み終えたばかりですが、ホントに良く練られた話で面白いです。課金して続き読みます。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    深いところを触ってくるような

    終盤から一気に物語が深まります。

    ああ、押見先生の漫画だ、って。
    「血の轍」に繋がっていくような母親の怖さとか、、
    一話目だけだと青春エロファンタジー⁉︎ みたいですが、全然違った。
    生きようとするからこその苦しみ、
    心のずっと深いところを触ってくるような漫画です。読み応えも余韻もすごい。

    押見先生の作品の中でも私はとても好きです。

    by カコ
    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

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    まりは自由でダラダラしてる小森が好きだったんだよね。そして自分にはないその自由さが羨ましくて、ずっと見ていた。小森になりたかった。だから現実逃避を含め、つくってしまった。自分の中に。。だからぼくはまりの中。

    小森は小森でまりが羨ましくて、依は依でまりが羨ましくて。

    みんなそれぞれ家庭内や自分自身に悩みや闇があったけど、それが解決されて良い形になって良かった。

    by 匿名希望
    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    瑞々しい感覚

    青臭い感想ですが、大人になりきる前の青春期のあがきのようなものを綺麗な絵とすっきりした読み口で描いている作品です。ドロリとした大人も身近に居たりして、その頃の大人への想いをつい思い出してしまうところから
    つい課金一気読みしてしまいました。
    重たいかと思いきや、さらっと読めてまた読み返したくなる作品でした。
    サービスシーン的なエロスはアリです(笑)

    • 1
全ての内容:★★★★★ 1 - 10件目/全154件

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