5.0
胸がいっぱいになる
恋愛って?仕事って?人生って?この先どうなってしまうんだろう?
…という、20代後半の働く女性が一度は感じたことのある気持ちがどっと詰まっています。だから重なりすぎると辛いところもあるのですが、名前のなかった感情が整理される感覚もあります。
人生に迷いがちな、この世代の女性にこそ読んでほしい作品です。
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恋愛って?仕事って?人生って?この先どうなってしまうんだろう?
…という、20代後半の働く女性が一度は感じたことのある気持ちがどっと詰まっています。だから重なりすぎると辛いところもあるのですが、名前のなかった感情が整理される感覚もあります。
人生に迷いがちな、この世代の女性にこそ読んでほしい作品です。
26歳の大人なのに恋愛を知らない『薫』と、45歳の大人だからこそ踏み込めない『矢飼』。不器用な2人の複雑な感情が邪魔をして 触れるようで触れないように進んでいく感じに 引き込まれてしまいました。特に2人がようやく結ばれるシーンは美しく、何度も読み返したくなるほど。
矢飼先生の毒舌や時折 敬語を話すところも 予防線を張っているようで…
ま、なかなか癖のある人ですね。
最終話に近づくにつれ、矢飼先生の抱えている秘密(?)が明かされますが、純粋な薫には受け止めきれず絶望してしまいます。知らずにいられたら…と、ついタラレバを語りたくなりますが、
思い描く幸せな結末ではないところが かえってリアルで切なく… 正直なところ私の中で消化できない思いはありますが(笑)、この作品はこれで良かったのだと。このラストだからこそ良いのだと思います。
相手のことを深く知りたいと思うのが恋愛だと思うけど、知りすぎてしまうとダメになることもある。そんなの気にせず好きなら一緒にいたらいーじゃん!と言いたくなるけど、知る前の関係には戻れないから一緒にはいられないんだなと。結末はとても切ないですが、2人が想い合いながら出した結論なんだと納得できました。好きだからこそ一緒に歩いていけないって辛いけど、どうか2人には幸せになってほしいと思える作品です。特に矢飼先生!幸せになって!!
数年前に購読した時はまだまだ若輩な私には大人な恋愛すぎて特に先生の背負ったものが重過ぎて途中で見るのを辞めてしまいました。
少し大人になった今、泡のような水に沈むようなそんな気持ちの描き方が綺麗だなと思いつつ
主人公と先生の2人は傷を追いつつ、その穴をなんとかお互いで埋め合って
でも肝心な事は言えない所に大人の狡さや弱さをそれとなく感じさせてくれます。
2人の日々は痛みからの一時の解放で、桃源郷のようなものなのかな、と読み終えた今思います。
先生の真実を知った後、主人公が先生に触れられなくなったという事実が重いです。そうしたら主人公が触れられる男の人はシロちゃんだけ。恋してたところも辛かったところも見てきたシロちゃんに落ち着くのかなぁと想像の余地がありましたが、本当に肩の荷が降りた先生には幸せになってほしいところです。
命を救う仕事だけど、心を救うことも同じくらい大切だよなぁと考えさせられました。
無料購読をきっかけに全話読みました。主人公の薫は二十代後半に入ったところ。周りは「ツガイ」探しに奔走する中、彼女は過去のトラウマから人に触れられず、恋人もなし。そんな中、自分の足で立って生きて行くため、ダブルワークを始めます。一つは派遣社員としての医療事務、もう一つはネイリストとしての独立。個人での独立は、一見難しいことだけど、病院カーストの中で末端の扱いを受けている派遣社員にとって、それはむしろ自分らしく生きるための大きなステップになって行きます。。。
読み終わってから「&」とは何だったんだろう?としばらく考えました。薫のダブルワーク(勤務&起業)?もっと大きな目で見ると、個々人の多面性なのかと。人前で見せる顔&見せない顔みたいな。様々なアクの強いキャラクターの「&」を堪能できます。読み終わったあとは数日間、モンモンと考えを張り巡らせられる、そんな作品です。
26歳のおとなしめの女の子が40半ばのスネに傷ありなオッサンに恋してしまい、優しくされたり傷つくこと言われたりの繰り返しで、、、
お互いにテリトリーがちがちに固めながら、お互いのちょっとした言動でその壁が崩されたり強化されたり。傷つくこともあるのに、そういう存在のヒトを心のどこかで求めてしまうのは、意外と多くのヒトにあてはまる(=共感できる)ことなんじゃないかと思います。
もともと無料サイトで読んで、ハマってしまってこちらのサイトで続きを読みました。
絵も綺麗で、登場してくる人物達もそれぞれ魅力的です。
大人になるとこんなにも、好きだから一緒にいるっていうのが難しくなるものかと。
二人には一緒にいて幸せになって欲しかったです。
サプリが面白く、この作品も同じ作家さん繋がりで読み始めましたが最初は正直お話が複雑で中々頭に入っていきませんでした
徐々に理解していく内に、テーマが重く切ないけれど、読まずにはいられない何かが心を突き動かす衝動にかられずにはいられなくなる作品です
まだ無料分を読んでる最中ですが他の方のレビューを拝見するとハッピーエンドではない終わり方の様ですが、それも踏まえた上で読み進めて行きたいと思います
連載時にリアタイで読んでて、また、今この世界観に浸りたくて購読
でも、読むと必ず切なくてたまらなくなるから、自分の心に余裕がある時に、ひたひたと首まで浸かって読みたい作品。
「サプリ」は読むとその当時の元気や若さや、時代の躍動感を思い出して「また、こんなふうに働きたい」って思うから、元気ないときに読みたくなるけど「&」は元気で安定した心の時にこそ読んで、男女の、人間のひと時の心の揺れにシンクロして読んでいただきたいとおススメします。
絵や表現が独特で好みが分かれるかと思いますが、私は比較的好きでした。
でもちょっと理解するのに時間がかかる場面も。
そんなところも含めて大人な作品だなと思いました。
矢飼先生の色気がハンパなく、口の悪いオジサマなのに素敵です。
トラウマや過去のしがらみなど重い問題や恋愛感情だけで突っ走れない大人の事情や選択に加え幸せいっぱいのハッピーエンドでないためスッキリしない感も否めませんが、これはこれでいいのかなとも思います。