5.0
ベルばらからナポレオンに続いて
ベルばらの登場人物でもあるアランが登場しているので、架空の人物であるあの人の思い出が挟まれている。ナポレオンが主人公のはずなんだけど、歴史の流れはいろんな人の目線で語られる。もしアランが暗殺に成功してたら史実とは違う物語になってしまうのでナポレオンの側で将軍より上の地位になることはないのはわかっていたのに、彼が退場するのが残念でならなかった。
池田理代子さんの作品はとても勉強になる。フランスを通じてイタリアやスウェーデン、ロシア、オーストリア、イギリスなどの王政や国際関係などに興味をそそられた。過去に何度も戦争して、未だに遺恨のあるところもあるのだろうとか、深追いしたくなる。
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