4.0
関西弁エロがたまらん!
モノローグはほぼ共通語なのに、作品中の会話は、みくも燿も関西弁。二人の丁々発止の、テンポよい本音のやり取りが、小気味よい。恋愛初心者のみくは、燿サンの気持ちに自信がもてない甘えたで、燿サンは燿サンで、みくが可愛くて可愛くてたまらない、そんな二人のオムニバス3連発です。
どのお話にも、ねね先生お得意のべったべたエロが入っていますが、ストーリー的に一番好きなのは、「絶対恋愛リハーサル」二人の出会いと、徐々に距離感が縮まっていく様子が描かれていて、秀逸です。みくが自分の思いに気付いていく過程や、燿がみくを女性として意識した瞬間(単行本の描き下ろしには、より詳しく…)は、さすがねね先生という感じ。このお話のみ入れずのエロですが、それでも十分許容できます。
本当は、このシリーズにはもう一つ「絶対恋愛調きょう中」(実は「きょう」は「教」なのですが、そのままだと引っかかるので…)があって、そちらが一番エロくて、ファン垂涎の作品なのですが、こちらには収録されなかったようです。ねね先生推しなら、探してみることをぜひぜひオススメします。
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