4.0
置屋の女将に見初められて、家の為に幼い頃から芸事の世界に飛び込んだヒロイン。
身内に甘えることも許されず、血を分けた姉からはずっとイジメられて、そんな逆境にもめげず芸妓として成功していく。
時代を考えると職業婦人の最先端をいってたんですね。カッコいいと思いました。
ただ、なんだかんだ言っても結局不倫した。
約束を破ったのは男だけど、あんなに待ったんだから離婚まで待とうよ、ガッカリした。
媚びは売ってないし真剣な恋愛だろうけど、なんかそれまでのヒロインのキャラクターに合わなくて、原作ありだから仕方ないかもしれないけど、せめて一夜の過ちにして欲しかった。
借金のカタで舞妓になった同僚とヒロインのような養女の舞妓の環境の違いはかわいそうでした。
お着物も髪型もかわいいしキレイだし、たぶん一生関わることがない世界を垣間見れて贅沢な作品でした。
結婚相手の先生との恋愛は読者の想像に任せてくださったのだな、大和先生ありがとうございます。
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