【ネタバレあり】公爵と薔薇の姫君のレビューと感想

昔購入しました。ファビアンがカッコいいです。
ヒストリカルのパリの舞台も素敵。お庭のお散歩シーンがお気に入り。

貴族かどうか

貴族の娘だから父親が亡くなったら他の男性親族か配偶者の庇護が必要、貴族の娘だから仕事を探して独立するという手段が取れない、そういうヒストリカル物ならではの縛りの中で身分を偽り職を探して身を隠そうとするのに、キティたちのような貴族の娘だからこその無神経な企みに巻き込まれて話がややこしくなって…彼女たちは確かに質が悪いけど、社交界で火遊びを楽しんできたヒーローに心やプライドを傷つけられて「泣きを見るのはいつも女だから」とやさぐれたのはやっぱり貴族の娘だからという澱のような鬱屈から。そんな所も面白さでした。

行動力がすごい。

政略結婚はピンとこないけれどヒロインの行動力には驚きです。最後にハッピーエンドになって良かったなと思いました。

イマイチ

私の好物の貴族ものだったので購入しました。話の展開はまあ、王道でしたがこんなものなのかなぁと思ってしまいました。

懐かしい画風が気に入り、購入しました。男性主人公のキャラ（ほんとの愛を知らないチャラさ）と悪巧みの意図がイマイチピンときませんでしたが、楽しみました。