5.0
ラストが大好き
再レビューです!
終り方が本当に大好きな作品です。
単行本大型版で全10巻。
1~4巻までは、30歳独身のダイキチが6歳のリンをひきとり、保育園~小学校入学までのお話しです。
保育園で出会った母子家庭のコウキとは、幼なじみとして共に成長していきます。
5巻からは一気に時間は進み、リンとコウキは高校生になり、ダイキチも40歳へ。
リンとコウキの恋愛や、ダイキチとコウキ母の恋愛、10年続いたビミョーなそれぞれの恋愛が始まるかと思いきや6巻では終息に向かい……
7巻からは、リンが少しずつダイキチへの気持ちを意識し始め、8巻ではっきりと自分の気持ちに気づき、9巻からはダイキチを巻き込んで恋のお話しへ進展していきます。
とてもきれいにまとまったお話しでしたが、最後が駆け足で残念……
リンがダイキチを意識する過程はかなりゆっくり丁寧に描いていたし、リンからの告白を受けた後のダイキチの戸惑いもじっくり描いていたのに。
ダイキチの気持ちの変化がぶっ飛ばしで終わり、それが本当に残念でした。
とはいっても、このラストだったからこそいいお話しだったと思います。
幼少期だけで終わってたら、普通のほのぼの子育てマンガだし。
リンが幼なじみのコウキとくっついて、ダイキチとコウキ母がくっついて終わるなら、あまりインパクトに残らない普通のマンガだっただろうし。
リンにとって最初からダイキチは王子様で、思春期にきちんと別の恋なんかもして、それでも最後はやっぱりダイキチとっていう流れがたまりませんでした。
- 65