5.0
よしなが作品では一番
好きなお話です。フランス革命前後の歴史の流れなどもきちんと踏まえているし、エスプリの効いた会話も素敵です。BLというジャンルに閉じ込めておくのは惜しいような作品です。現在のよしながさんの活躍を見ると、やはりBL漫画家で終わらない才能があった方なのだと改めて思います。
よしなが作品読んだことのない方に是非お勧めしたいです。
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好きなお話です。フランス革命前後の歴史の流れなどもきちんと踏まえているし、エスプリの効いた会話も素敵です。BLというジャンルに閉じ込めておくのは惜しいような作品です。現在のよしながさんの活躍を見ると、やはりBL漫画家で終わらない才能があった方なのだと改めて思います。
よしなが作品読んだことのない方に是非お勧めしたいです。
「執事の分際」と併せて、よしなが先生のフランス執事モノ。
没落貴族で男娼館に売られたジャック。
貴族の女と結婚離婚経験のあるプチセレブな庶民のジェラール。
BL漫画にありがちな設定で、すぐに。。。という事はなく、登場人物の心の機微が繊細に丁寧にかかれていて、BLというカテゴリーには分類するにはもったいない程素晴らしいです。
絶妙な間の取り方。エスプリにとんだ会話。
すべての話が繋がって、最後は胸が一杯になり、暖かい気持ちになれます。
舞台はフランス革命の少し前。
借金の形として娼館に売られた没落貴族の少年ジャック。
最初の客は、大衆(エロ)小説の人気作家、銀髪隻眼の男ジェラールだった。
ジェラールの気まぐれで、身請け金を払われて自由の身となったジャックは、下男を募集していたとある屋敷におもむくと、そこはジェラールの屋敷で‥‥
最終話のジェラールのセリフ「ジャック、お前を愛さなければ、今でも俺は自分を許せなかった」で泣きました。
ジャックのジェラールへの愛が、愛に絶望し、それでも愛を捨てきれない自分を許せなかったジェラールを救ったのだと感動しました。
ぜひ読んでもらいたいお話です。
作品はおもしろいです。ラブシーンもバッチリ描かれているので(隠されてはいますが)こっそり読む感じです。ただ、システムというかコマの進め方になかなか馴染めず読みにくいです(作品のせいではありません)。
面白いですねー、ハズレナシ、没落貴族で義親に売られた男娼の少年、彼を下男で雇い、傍で見守る、2人のゆっくりと深く育てていった愛、よしなが作品はどれも好きです。
まさかこんなに温かいお話だったとは。フランス革命の頃にこんな優しく強かな男がいたとは。まさかまさかの物語でした。そう長くないので何度も読み返しています。
フランス革命前後の貴族と平民のヒリヒリ感も伝わりBLを超えた大河ドラマのようでした。
それにしても、よしながふみ先生の描く男性は皆、色気があり眼福です。
BL要素もあり歴史物好きな人が読んでも楽しいかと。この手の話は何作かあるがどれも面白い。フランスの貴族がよくえがかれている
私は好きですが冒頭から激しめの夜のシーンがあり、肌色多めの展開なので、嗜好に合っているならお勧めです。切なくて熱くて、私はとても好きです。
フランス革命が好きなら是非。
BLがお好きでないとキツいかもしれません。
貴族出身の元妻が酷い。
目を怪我するエピソードはちょっと辛かったな。