5.0
ぜひシリーズ読破ください!
おもしろい!
主人公の飛翠は、中学の時に、両親とお姉さんが蒸発して置き去りにされてしまい、女好きの軽い外見とは違って、捨てられることの恐怖や愛情を信じきれない脆さがあります。
隣に住む幼馴染みの友二郎は、そんな飛翠とケンカばかりですが、誰よりも飛翠の寂しさや弱さをよくわかっていて、
そして、それを諦めるのではなくて、自分のやり方でいつか心から安心させてやるぞという野望に満ちています。
そんな二人のところに、ある日突然赤ん坊がやって来て・・・というお話。
このシリーズ、私も読みきっちゃいました。
飛翠は、いつも不安から逃れきれずに、一人でぐるぐるしちゃうことも多いんだけど、それをワンパターンとは思えませんでした。
なんていうか、自分にも同じように不安に陥りやすい部分があって、切ない気持ちにすごく共感したからです。
友二郎は、めげずに、ずーっと愛情を注ぎ続けて、
それは思いやり溢れる態度でも、激しいエッチでも、飛翠の様子をしっかり見て、きちんと叱ってくれるところでも、
いろんなシーンで実感できて、そこは飛翠がちょっとうらやましいくらいでした。
シリーズ読破してから、改めてこの1作目を読むと、友がなかなかヤンチャで、飛翠がもっと不安定で、改めて楽しめました。
ぜひ、二人と波留日くんの成長ぶりをシリーズで追ってください!
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