【ネタバレあり】天地明察のレビューと感想

暦の測量と計測など、学生時代に習ったようなことを久々に思い出しました。
今の時代、太陽や星などを見ることはあっても、高さや場所を気にしたことがなかったので読みはじめてから空をよく見るようになりました。
手元に時計表示やカレンダーがあって便利になったのも、昔の人が測量したり計測したおかげなのかなぁと思い知らされた感じです。

原作は一世を風靡しましたよね。あまりの面白さに一気読みしたのを思い起こしました。江戸時代に暦がどうやって作られていたか、どんな変遷を遂げたのか、その影に絡む権力闘争。絵も原作のイメージに合っていると思います。この漫画から入って、是非原作も読んでほしいです。

10話無料で読ませてもらいました。話も面白いし、絵もきれいで続きが気になります。天才肌の主人公が本当は別の事がしたいけど、時代が時代だけにできないのをどうなるのかな。

完璧に面白い

日本独自の暦を作るために生涯をかけた、すごく壮大なお話です。
本当に長い長い年月を費やすので、たくさんの人の思いを預かりつつ、暦を完成させるために試行錯誤して‥。
日本にこんな偉大な人が実在したことを誇りに思います。
原作とラストが違うらしいですが、このラスト、春海らしくて私は最高だと思います！！

原作も読みました。囲碁と数学と天文学と地理を結びつけた、ダイナミックな世界観です。日本独自にこれだけの学問の下地があったんだなあ、と誇らしくもなります。

難しいお話かな？と思って読み始めましたが、ずっと面白くてすぐに読み進めてしまいました。

オススメの作品です(*^^*)

あまり他には無さそうなテーマというか、登場人物たちだったので読んでみました。面白いです。普段何気なく過ぎていく月日のことを少し考えるようになりました。

読みやすい歴史物

ただの歴史物かと思いきや、それぞれのキャラクターに魅力があります。
ただ文字が多いですので、しっかり噛み砕いて読まないといけないですね。史実を少し知ってから読んだ方が、時代がわかっておもしろそうです。

暦っておもしろい

読み終わった後に、暦ってすごいんだな、測量や数学っておもしろいな、と素直に思えました。囲碁の家系に生まれた算術好きの主人公が四苦八苦しながらも歩をすすめて、地道に測量や計算をして正しい暦をつくりだす物語なのですが、絵がきれいで難しい用語もないためすらすら読み進めることができました。暦に興味がなくても楽しめる一作だと思います。

話は面白いです

すごく面白かったです。以前2月が4年に一度だけ29日になるのが気になっていましたが、実際に日本で暦を作った人がいるという考えまで及びませんでした。春海のキャラが好きだったので、最後まで応援できましたし、また何度か挫折や別れを繰り返し成長していく人間らしさも溢れていましたしね。江戸時代の小説は好きですが、この本は碁の世界と算術の世界から江戸時代の生き方を見ているので、今までとは違った見方ができて楽しかったです。