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古典が大好きになります。
光源氏といえば遊び人で女好き、不倫や何やらの恋愛物語と誤解している方も多そうです。
源氏物語は光源氏の人生を通して人間の孤独や悲しみ、貴族の優雅な生活や四季折々の自然の美しさが描かれています。地位も名誉も美貌も全て手にしている光源氏。一生涯愛を求めますが、底無しのコップにいくら愛を注いでも満タンにはなりません。幸せとは本人の満足度の問題、執着は不幸の始まりなんだと私に気が付かせてくれました。最終話は感動の涙が止まりませんでした。
大和和紀先生は紫式部の生まれ変わり?って思える源氏物語の最高傑作です。続きが気になるストーリーの楽しさもありますよ。
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