5.0
なかなか楽しい作品でした!
ルーズソックスなっつかしー!って思いながら読んでましたが、自分もそういえばルーズソックスやガングロの流行った世代。終わりらへんは紺ソク美白移行期に突入してましたケド。
愛とか好きに飢えてる10代特有の危うさがいっぱい。
終わりに近づくにつれ、サナは益々チョロイ子になっていくのが何故か悲しかったなぁ。
最後は全員が理想通りのハッピーエンドで良かったですが。
サナの親友・穂波はサナの初彼・椎名さんと付き合い結婚、サナの幼馴染リカコはリカコと一時離れた間にサナがつまみ食いしたマサヤとヨリを戻して結婚、トオルと椎名さんが鉢合わせしてサナがトオルを選んで椎名さんと切れたというのに、トオルは帰国直後に椎名さんと偶然再会してもサラリとしてたり、穂波と椎名さん、サナとトオルが結婚してからも4人は親しくて、それぞれの子供たちもクラスメイトで仲良しという超複雑な関係が良くも悪くも理解不能でした。
冷静に考えたら、泥沼ですよね。
でも、全員そこにはネチネチとした感情を持ってない設定で描かれてるので成り立ってるんですよね。不思議。
とりあえずサナの両親の危機感のなさ非常識さは非現実的でした。
放任でもサナの交友関係把握してて、その内容に否定も咎めもない。ほんと不思議。
でも何故か最後まで読んじゃうほど面白かったのは間違いない。そしてメンズ全員カッコ良すぎて羨ましい。
- 8