蟲師

あらすじ

この世はヒト知れぬ生命に溢れている――。動物でも植物でもない、生命の原生体――“蟲”。それらが招く不可思議な現象に触れたとき、ヒトは初めてその幽玄なる存在を知る。蟲とヒトとをつなぐ存在――それが“蟲師”たる者。アフタヌーン・シーズン増刊から生まれ、アフタヌーン本誌の大人気作ともなった作品、待望の単行本第1集。

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    すごく好きな世界観

    アニメから好きになり単行本は 完全保存版です☆

    妖とはまた違う 蟲と呼ばれる生命の原生体が絡んで
    起こる様々な事象。。(禍もあれば福に似た現象も)
    蟲を研究し それらの事象に対処できる蟲師
    1話ずつの短編ですが 次々と読んでしまう魅力あり

    舞台は 明治時代を思わせる古き良き日本で
    主人公の蟲師 ギンコが訪れる先々での蟲絡みの
    ストーリーは 少しもの哀しく それでいて温かく
    心の一部がストンと 落ち着くような空気感。。
    まるで昔話や民話を読んでるような心持ちがします

    もののけ姫 や 夏目友人帳にも似た雰囲気で
    好きな人は好きだと思います
    ままならない現状に もがいてる方にこそ
    お薦めの作品です

    • 13
  2. 評価:5.000 5.0

    アミニズム

    ミステリアスな雰囲気のギンコさんと蟲の織り成すストーリー。
    派手ではないけれど神秘的で、読んだ後じんわりと心に響く、不思議な世界観を持ったお話です。一つ一つの話が短いので、ゆっくり少しずつ読めます。

    • 16
  3. 評価:5.000 5.0

    名作

    単行本を持っているのに無料キャンペーンに惹かれて購入してしまいました。何回読んでもおもしろいからいいですけどね。
    電子書籍になるとコマ割などが話の進行と前後することが多いですが、丁寧に電子化されてると思います。
    一つ難を言えば、漢字の読み方が難しいところがあるのでルビが頼りなんですが、小さくて読みにくいところがあります。

    主人公のギンコが蟲師として旅をする話で基本的に1話ずつの読み切りです。たまに連続していたりしますがだいたいどこから読んでも大丈夫です。
    日本昔ばなしを見てるような、懐かしさを感じる読後感です。残酷だな、という終わり方する話も中にはありますが、主人公のギンコが絶対的なヒーローじゃないことで納得して終われます。
    流行した時に読んでない方にも、読んだことのある方がもう一度読むにもいいと思います。

    • 3
  4. 評価:5.000 5.0

    何故かリアルに感じる

    昔話や民話のような懐かしさを感じます。
    派手さはないけれど、少し悲しく、仄暗く、じんわり胸に染み入るようなストーリーが秀逸です。
    蟲という説明仕切れないものが題材なのに、何故かリアルに感じる不思議。
    むかーしむかしの世界にはこういう蟲達がいたに違いないと、妖怪よりすんなり受け入れられます。
    少しずつ明かされるギンコの過去も楽しみです。
    漢字の読み方が難しいのでルビがもう少しハッキリ見えると良いなぁと思います。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    職業という生き方

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    生き様が職業となったような『ギンコ』
    蟲師として、各地を渡り歩きながら、生と死の狭間、物と者の間に存在する太古の生物『蟲』と時に身体(命)をかけて関わり、時に滅し、時に活かし、蟲に悩む人間を救っていく。
    蟲を退治するだけ、人を救うだけが答えでない事もある。それが『命』だと、老父のように語りかけてくるメランコリックな筆致は読むほど引き込まれる事でしょう。
    どう生きるか、何を成したいか、関わりながら相手のベストを模索する姿勢は、優柔不断に見える事はあれど、厳しい道で生半可な優しさでは選べぬ生き様。
    学ぶ事も多い作品、おすすめ致します。
    ホラー的な要素は絵の雰囲気だけで、話は明るくはないけど、淡々としています。

    • 0

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