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職業という生き方
生き様が職業となったような『ギンコ』
蟲師として、各地を渡り歩きながら、生と死の狭間、物と者の間に存在する太古の生物『蟲』と時に身体(命)をかけて関わり、時に滅し、時に活かし、蟲に悩む人間を救っていく。
蟲を退治するだけ、人を救うだけが答えでない事もある。それが『命』だと、老父のように語りかけてくるメランコリックな筆致は読むほど引き込まれる事でしょう。
どう生きるか、何を成したいか、関わりながら相手のベストを模索する姿勢は、優柔不断に見える事はあれど、厳しい道で生半可な優しさでは選べぬ生き様。
学ぶ事も多い作品、おすすめ致します。
ホラー的な要素は絵の雰囲気だけで、話は明るくはないけど、淡々としています。
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