5.0
名作です!切ない純愛戦国物語
戦国の時代に生き、国を背負う姫がヒロイン。そして幼い頃から変わらない姫を愛する薄星。2人の純愛は物語の始めから最後まで変わりません。本当に心が揺さぶられた作品でした。
身分の違いからたとえ薄星が生き残っても離れ離れになる2人。薄星に生き残って欲しかったと最初は思いましたが、薄星が命をかけてヒロインを守る最期、とても切ないですがこのストーリーで良かったと思います。最期までヒロインの側にいた。かっこよすぎです。
そして、国を繁栄させたヒロイン。でも願いはただ1つ、女の子として薄星と新たな旅立ちをすること。ヒロインの最期も涙いたしました。2人の死だけ姿形が残らない。なんだかそこに読者が想像力を働かせて余韻を感じられる、そんな作者様の優しい計らいを感じました。千年の花、ヒロインの心の支えになったような気がします。伏線も見事。周りの人の関わりも涙です。
名作です。心洗われる作品に出会えて幸せです。原作を忠実に再現した映画を見たいです。
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