3.0
ブレイク直前の未完作
地味だった女子高生がお金欲しさから一歩踏み外し、やがてホストクラブにハマる事から始まる物語。
地味で親思いで大人しくても、十代はふとしたきっかけで鬱憤が爆発する。それが麻美にとって自身の美貌だったに過ぎず、焦燥する気持ちと90年代のブルセラ風俗に共感と懐かしさを感じます。
この頃コージィ城倉は精力的に執筆していて、連載が重なったせいなのかこの作品は話の途中で突然終わりました。
第一部完のような事が書いてあったので続きを待ちましたが、再開しないまま現在に至ります。目立つ話ではなかったですが、主人公の顛末は今でも気になります。
ちなみに、連載時に読んでいた時は麻美を後藤真希で想像していました。
by
きのこ酢
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