5.0
またおいでよ
この本にはただただ感動。涙。
ありがとう。山は美しく厳しい。その現実がよく描かれています。
三歩さんには最後まで生きていて欲しかったけど…あの場面で助けにいくから三歩さんなのだろう…三歩さんの死によって、物語は次の世代へ受け継がれていくのだろうと涙しました。
アルプスに行くたび三歩さんを思い出します。素晴らしい作品です。
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この本にはただただ感動。涙。
ありがとう。山は美しく厳しい。その現実がよく描かれています。
三歩さんには最後まで生きていて欲しかったけど…あの場面で助けにいくから三歩さんなのだろう…三歩さんの死によって、物語は次の世代へ受け継がれていくのだろうと涙しました。
アルプスに行くたび三歩さんを思い出します。素晴らしい作品です。
山岳救助って、今迄は遠いニュースの中の出来事だと思ってました。
登山も小学生の時にハイキングとか1時間で登って降りたりする程度で、何でそんな大変な思いしてまでって。
三歩さんは無謀な登山者にも、無計画で無知な人にも「良く頑張ったね!」って優しく声をかけてくれます。
決して「バカやろー!!」とかなじるような事もなく、時には遺族に殴られたり、頭を下げたりします。
せっかく救助に行っても間に合わなかったり、下山中にも体の力が抜けて息を引き取ったり…
無力感を感じながら、黙々と救助に向かうその姿に打たれます。
この作品に出逢えたことに感謝します。
毎日無料から見事に課金しまくってイッキ読みしてしまった。
遭難者が容赦なく亡くなり、山の厳しさをリアルに見せつけられるのに、なぜか不思議と、登山をしたくなってくる。
でも、それだけじゃない。
三歩は、安易なミスでヘタこいて自分の命を危険に晒し、救助人員にも多大な迷惑をかけた遭難者のことを絶対に責めない。よく頑張ったと。それが逆に清々しく気持ち良い。
一方で、道を歩いていても仕事をしていても、始終誰かの「ヘタ」を探してはツッコんでる自分にハッとした。本当に悪いクセだ。
だから、日常生活でも、少し三歩を見習っている。
それでも、ラストは「インド隊コノヤロー」と思ってしまったけれど(笑)
「毎日無料掲載」で11話まで読んだところです。山岳救助という職業漫画ですが、山の厳しさもさることながら、主人公三歩くんの人間の温かさというものに感動しないではいられません。
11話のラスト、背負った救助中の方にずーっと話しかけているシーン。200Mも滑落しあんな状態の人間が助かる見込みがないこと、それを三歩くんも的確に把握していることを十分に描いておきながらの声掛けシーン。もう泣けてきて泣けてきて。
11話は正規の隊員の別件救助もあり、そちらは遺族に詰られたりするわけですが、読書としては一瞬「趣味で山登りをしたあなたの身内を隊員は危険の中で大怪我までしながら連れ帰ってくれたのに」と、ややもすれば自己責任論が脳裏に浮かんでしまいます。実際の事故でも(特に禁止されている場所に行く人たちの事故遭難)TVを見ながら思うことがあります。
でも、そのニュースの裏には大勢の救助隊の皆さんの仕事があって。その方たちが万が一にも要救助者を現場で責めるような声掛けをしていたら…人間は亡くなっても聴力はしばらく残るというのを聞いたことがあります。
三歩くんの背中でとうとう息絶えてしまった登山者。生きた人間から肉塊へ。しばしの間。そして、穏やかに声掛けします。「本当によく頑張ったね。オレは島崎三歩。山を登りにきたあなたのことを忘れないよ。約束する」
残された家族を思い自分を責めているであろう登山者の最期に聞く声がこうであって欲しいと願わずにはいられません。この登山者の方は本当に幸せでしたね。無念の思いのまま亡くなりただの肉塊としてヘリにぶら下げられた登山者との対比もお見事。
無料分から、読み進めて行く内に山の素晴しさや厳しさ、三歩の優しくて責任感のある人柄、それぞれのテーマに沿った人間模様、色々な事が勉強になりました。まだ、全部、読んでいませんが、他の方のネタバレのレビューを読んで、三歩が山で亡くなってしまうのが書いてあったので、最後のお話を読みました。自分の事より他の人の命を救う事を優先して、三歩が亡くなってしまう…。三歩らしい最期だなぁと…。普通はなかなか出来ないし、三歩は偉いなぁと思いました。でも、出来れば、三歩には生きていて欲しかったです。最後に、三歩の弟さんが登山に行くような描写がありましたが、その続編を描いて頂けたら嬉しいです。素晴らしい作品をありがとうございました。
好きで登って、結局上手く下山できなくて、最悪命を落とすのに、なぜ山に登るのか、山に登る人の神経が正直信じられないです。
ですが、それでも登りたい、登らずにはいられない、失敗するかもしれないけど、登るチャンスは誰にでもある。でも、周りの人を巻き込むなよ~と思うけど、でも、できる限りは皆無事で帰って来て欲しいとも思う。三歩みたいな人が必ずしもいないけど、できる限り助けて欲しいと思いました。
無料分を日々読み進めています。登山の経験はありませんが、こんな人間ドラマが繰り広げられているのだろうなと想像できる話にまとめられています。
登山をする理由もそれぞれで、登山者が救助を求めるまでの経過も各話ごとに違っており、一概に"登山は危険"と一括りにできないところに話の深みを感じます。日常生活とは切り離された山の世界を、良い意味でスケールの大きい三歩さんを通じて覗き込んでいるようなそんな感覚すら覚えます。
岳はなんといってもラストが、、読者にはつらすぎる、、!泣
山なんて欠片も知らないのでバカみたいな疑問ですが、あんなところ何往復もできるものなんですか?無理ですよ、ね?
山登りの漫画をなぜこんなに読んでしまうのかと思いながらもりもり読むという。
映画にもなっていましたが、ドラマの方が合っているのではないかと思いました。
この素晴らしい作品を世へ送ってくださった作者さんへ深い感謝を致しました。
山へ来たそれぞれの人生と目指すもの。
それを支え、守り、見送る主人公の
達観したまなざしの深さと温かさ。
叱らないんですよね、彼は。
飄々と、黙々と、ただひたすら全力で力を貸し続ける。
山の魅力の権化、優しさと厳しさの結晶の様な彼に強く鼓舞され、まぶしく仰ぎ続けます。
山登りの話です。特に、山岳救助の話ですね。これを読むと、山を登るのが怖くなりますが、魅力も感じる不思議な物語です。本当に三歩みたいな人がいたらいいなー。三歩の最後はかなり衝撃的でしたが…。でも、まだ生きてるんじゃないかなって思える。三歩ステキ!!