5.0
泣きます
数話完結タイプですが、登場人物の背景を理解したほうが良いので1話から読むのが良いです。映画化されたのはごく一部の物語。漫画の最終巻は泣けます。富士登山ブームで、山をなめている人が増えているみたいですが、一度この漫画を読むと考えが変わると思います。
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数話完結タイプですが、登場人物の背景を理解したほうが良いので1話から読むのが良いです。映画化されたのはごく一部の物語。漫画の最終巻は泣けます。富士登山ブームで、山をなめている人が増えているみたいですが、一度この漫画を読むと考えが変わると思います。
この本にはただただ感動。涙。
ありがとう。山は美しく厳しい。その現実がよく描かれています。
三歩さんには最後まで生きていて欲しかったけど…あの場面で助けにいくから三歩さんなのだろう…三歩さんの死によって、物語は次の世代へ受け継がれていくのだろうと涙しました。
アルプスに行くたび三歩さんを思い出します。素晴らしい作品です。
山岳救助がテーマの漫画と聞くと 固いイメージがありましたが、全くそんな事なく読みやすいです。また、人物描写が素晴らし過ぎて、かなりの頻度で泣きました。特に主人公が能天気なようで優しくて強くて、最近読んだ漫画の中で断トツかっこよくて惚れました。
山岳救助って、今迄は遠いニュースの中の出来事だと思ってました。
登山も小学生の時にハイキングとか1時間で登って降りたりする程度で、何でそんな大変な思いしてまでって。
三歩さんは無謀な登山者にも、無計画で無知な人にも「良く頑張ったね!」って優しく声をかけてくれます。
決して「バカやろー!!」とかなじるような事もなく、時には遺族に殴られたり、頭を下げたりします。
せっかく救助に行っても間に合わなかったり、下山中にも体の力が抜けて息を引き取ったり…
無力感を感じながら、黙々と救助に向かうその姿に打たれます。
この作品に出逢えたことに感謝します。
試し読みのつもりが、一気読みしてしまいました!登山には全く興味が無い私ですが、山の魅力とその反面、危険と死の隣り合わせである事が伝わってきます。
このストーリーは実在人物がいるかのような物語です。
山の遭難事故がよくnewsで取り上げられてますが、現場では、このような事が起きているのかと思うと胸が締め付けられます。
これは女性も楽しめる内容です
山って怖いな、とこの漫画を読んで思いました。それまでは綺麗な絶景が見れる場所ぐらいにしか思ってなかったのですが。
遭難者のニュースを見ると、装備が甘かったのじゃないかとか、救助する人間の事も考えろとか責める意見も聞きます。でも、ちゃんと装備してても、山の事故は起こってしまうのだと。
山で事故に遭ったりした時にどれほど不安で孤独か。自分だけ助かって、友人を山に残さなければいけなくなった時に、どれほど悲しく辛いか。色々考えさせられました。三歩くんの、「よく頑張ったね」「また山に戻っておいでね」の言葉が本当に優しくて温かいです。
友人の影響で登山を始めました。8月の富士山で暴風雨に遭遇して、生まれて初めて死を意識しました。登山初心者の会社の後輩を連れての登山、彼にとって初めての富士山。八合目で岩肌から引き剥がされそうな暴風と体温を奪う雨に、後輩に申し訳なくて冷えきった手をごしごし暖めようとして、しかし自分もどうしようもなく冷えきっていて涙がでました。
この漫画にも、雪の中で後輩を庇って亡くなった学生の話がありましたが、先輩はどんなにか後輩を助けたかったことでしょう。痛いくらい気持ちがわかります。
もう二度と山は嫌だと思っていましたが、三歩さんのウシシ笑いを見ていると、やっぱり山っていいなと、山の良さと本物の山の怖さを教えてくれているように思えます。
マンガなんだけど、凄くリアルに胸に刺さってきます。本当に山岳救助は、大変な仕事で片付かない。遭難者を助けるだけでなく、死体であっても家族のもとに返してあげる。それでも見つからない人もいる。淡々と自分のできることをしているさんぽが大好きです。
BLUE GIANTで石塚先生を知り、小栗旬が演じた実写版くらいでしか知らなかった『岳』。
無料話を読み始めたらもう手が止まりませんでした。
山岳救難救助隊について全くの無知であったため、初めて知ることばかりで、ショッキングな事実も含め、登山というものがどれだけ危険と隣り合わせであるのかを知りました。
島崎三歩の活躍がメインで話しが進むけれど、それぞれ仲間たちにもクローズアップされ、最後まで飽きることなく、ずんずん読み進められる。ナオタとの関係が本当に素敵で、親友ザックとのやり取りも面白くて笑える箇所もある。
歯を全開で見せながらの三歩のがはは笑顔がたまらなく好きだ。
絵の感じも私は大好き。
最終巻は、結末を祈りつつ号泣ながら読みました。今までいろんなジャンルを読んでいますが、こんなにも心を鷲掴みにされ、奪われた作品はなく、多くの涙を流した作品はありません。
絶対に読むべき作品。
いつか、いつかアニメ化して欲しい作品No.1です。
毎日無料から見事に課金しまくってイッキ読みしてしまった。
遭難者が容赦なく亡くなり、山の厳しさをリアルに見せつけられるのに、なぜか不思議と、登山をしたくなってくる。
でも、それだけじゃない。
三歩は、安易なミスでヘタこいて自分の命を危険に晒し、救助人員にも多大な迷惑をかけた遭難者のことを絶対に責めない。よく頑張ったと。それが逆に清々しく気持ち良い。
一方で、道を歩いていても仕事をしていても、始終誰かの「ヘタ」を探してはツッコんでる自分にハッとした。本当に悪いクセだ。
だから、日常生活でも、少し三歩を見習っている。
それでも、ラストは「インド隊コノヤロー」と思ってしまったけれど(笑)