【ネタバレあり】じゃじゃ馬グルーミン★UPのレビューと感想

競走馬の生産と恋愛とが柱・絵が綺麗

競走馬を生産している渡会牧場にひょんな事から拾われた久世駿平。渡会牧場の四姉妹との恋愛(正確にはそのうち二人)と、競走馬を生産者側からの目線で描いたその二つを柱とした作品です。

とにかく読み飽きない。

これだけ丁寧に人間関係(キャラクターの設定)が出来ている作品は少ないと思います。 なんと言っても各キャラが魅力的です。

ロードムービー的に始まってサラブレッドの生産牧場で人生の岐路に関わる出会いをする主人公。進学校に通っていて、当然のように有名大学受験の道が待っている事に疑問を持ち、サラブレッド育成に興味を持つのだが、その辺りが衝動的かつ短絡的なきらいはある。少々唐突すぎ。それを除けば、絵は抜群の安定感だし、ギャグも小気味良い。恋模様はちっとも進展しないので、この要素要らなくない？と思ってしまいましたが。

主人公の夢が叶う場面が見たかった

両親の性格から勉強する事に意義を感じる事が出来なかった主人公がヒロインやその家族との出会いで“夢”を持ち、一生懸命に頑張る姿を描いた名作だと思います。

ゆうきまさみさんの作品の中では、私は、一番好きな作品でとてもオススメです。牧場の話で恋愛もあります。

懐かしい

当時少年サンデーで読んでました。若草物語+自分探し見たいな感じですかね。競馬を知らない人には、ちょっとした入門書？

鍵っ子の主人公にとって

北海道での生活は楽しいんだろうなあ。みんなでご飯食べて将棋して働いて、一部屋使えて、なんか本当に避難場所って感じです。

競馬知らなくても

競馬初心者が読んでも分かりやすい。正直恋愛パート要らないなと思う。まぁ牧場主(生産者)がゴールだったのならそのエピソードも必要なんだろうけどね。生産者、オーナー、騎手とまんべんなく描かれているので、これから知りたいって人は読むと競馬を楽しく見れるかな。

競馬を競走馬を生産する視点で描いていて、勉強にもなりますし、競馬ファンには特にオススメです！
競馬に興味がない人にとっても、恋愛、家族愛の人間ドラマが展開されて、読みごたえのあるストーリーになっていると思います。
ちょっとでも気になったら、是非一度読んでみてください！