4.0
大好きです
漫画好きの友達がいます。私より何百倍も漫画を所有し、幅広いジャンルに精通していますが、あずみの良さは共感してもらえません。私が好きすぎるのでしょう。ハチャメチャな内容だらけですが、あずみのキャラはちゃんと立っていて好感が持てます。師匠がやられたとき、気が動転したときこそ隙を見せずに気を張れみたいなシーンがあって、本当は悲しいだろうに、その教えに徹するという、使命に生きているという話しがすきで、泣いてしまいました。
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漫画好きの友達がいます。私より何百倍も漫画を所有し、幅広いジャンルに精通していますが、あずみの良さは共感してもらえません。私が好きすぎるのでしょう。ハチャメチャな内容だらけですが、あずみのキャラはちゃんと立っていて好感が持てます。師匠がやられたとき、気が動転したときこそ隙を見せずに気を張れみたいなシーンがあって、本当は悲しいだろうに、その教えに徹するという、使命に生きているという話しがすきで、泣いてしまいました。
独特の世界観を描く小山ゆう先生の時代劇漫画。小山先生には「がんばれ元気」で初めて出会って、「スプリンター」に魅了され、「おーい龍馬」で日本の歴史上の偉人への愛着を深めさせていただきました。これまで作品は男性が主人公でしたが「あずみ」は女性を主人公に据えた作品です。物語は登場人物にとって厳しく、辛く、悲しい出来事の連続ですが、小山先生の描くヒロイン女性の魅力的な容姿に惹かれて最後まで楽しませていただきました。歴史物が好きな人や小山先生の絵が好きな人にはおススメです。
長編だけど、あずみの強さに圧倒されつつ、ピンチにはハラハラさせられっぱなしで、引き込まれてあっという間に読み切りました。
爺がだれなのか、何故タイトルがあずみなのか、読み進めていくと、後半につれて明らかになっていく。
柳生とか、服部とか、伊賀、甲賀など、忍びや御庭番衆もたくさん出てくるけど、柳生宗矩が本当に悪い奴で、日本も昔は中華の歴史ものばりに、暗殺・暗躍・はかりごとのオンパレードで、刀時代の斬り合いの残虐さや、切腹の理不尽さとか、銃という武器の卑劣さなど、色々リアルに感じさせられる作品。
本当に多くの命が散っていき、たくさんの出会いと別れを経験するあずみだけど、キクとの別れは大きな心の分岐点になっていた。
中でもやっぱり千代蔵との別れは、あずみの悲しみと落胆のピークになったと思う。
フィクションだとわかっていても、読んでいて涙がとならなかったし、思い出しても込み上げてしまう。
徳川の忠臣で、天海和尚の信奉者である小幡月斎という人が、家康と天海の描いた天下泰平を実現するために、最強の剣士たち育て任務を遂行させようとしていくのが始まりのストーリーで、あずみの子供時代から、成長過程での心の機微が描かれている。
本当におススメです。
失礼ながら私も、「昔の作品だから(古臭い感じがして?)きっと世界観が馴染めないし、とうてい面白いと思わないだろう…」と思っていたひとりでした。しかし読んでみて評価は一変‼️こんなに引き込まれるストーリーが他にあるでしょうか。ハラハラドキドキなしでは見れませんし、時折ある恋のキュンとする感じもGOOD。なかなか上手くいかないところもいいのでしょうね。あずみは闘う女性なので。来月にならないと課金できないから先を読みたい気持ちをぐっと堪え、これからのあずみの活躍を応援したいと思います。
第一話から度肝を抜かれる過酷な設定。あの、世の親御さんが安心して子供に与えられるってかんじの子供漫画をものしていた小山先生が、大人向きの媒体に来るやこうなのかと騒然としました。
しかし、あまりにも魅力的なヒロインのその後が気になりすぎて読み進めると、どんなに血塗られた人生を歩んでいても、人は愛に目覚め、自分でそれを育むのだということを教えられます。これが不憫でありつつも、ヒロインたちの過酷な日々を輝かせるのです。
自己愛だけで生きている美しい強敵の行く末なんて、小山先生、ここまで遠慮なく、容赦なく人間描写を極める作家さんだったんだと感動させられます。
純粋培養の暗殺者として組織に育てられた主人公のあずみ
外国人の血が入っているのか容姿端麗な外見とはうらはらに最強の女剣士として様々な試練や任務に邁進するが、ふともたげた疑問がどんどん膨らんで自分のやってきたことや素性、任務の矛盾に気がついて組織から離れ命を狙われることになる
あずみと恋仲になりそうなイケメン真っ直ぐキャラが次々と死んでいくのが可愛いそうだけど読み応えのある骨太の作品だと思います
くノ一が題材になるものはあまりない気がする中で、これは完全にくノ一の話。
私は映画のあずみで知った作品なのですが、主演が短髪イメージ上戸彩さんだったこともあり、すぐに好きな映画になりました。
悲愴なお話なのですが、くノ一なんてみんなそういうものだと思っていたのでしっくりきたことも良作だと思った理由です。
目的のために沢山の仲間や犠牲を払い、たった1人で戦い抜いたカッコイイ女忍者のお話です。
わたしは映画からです。上戸彩ちゃんのあずみが凄い印象に残っていて今でもたまに思い出します。
マンガは初めて見ていますが、過激な絵が多いです!痛々しい。。
映画も血しぶき舞っていましたけどマンガで見る方がリアルで怖いです。
冒頭のシーン、仲間同士での殺し合いや村人全員の殺害など残酷な話しばかりですが子供故なのか、なんだか感情が無いと言うか葛藤とか無いの?って思いながら見ていましたが話が進んでいくに連れ、人の死に対して複雑な想いを寄せる様になったりと人間らしさも見えて来ます。
また性に対しても触れていますが、いやらしさより年齢的に当たり前の感情や体の変化などを自然に描いています。
最後まで読みたい作品です。
昔途中まで読んだのですが、頭から読み直し、最後まで読了しました。
この作品の魅力は、なんと言っても主人公あずみの魅力でしょう。ショッキングな第一話から始まり、当初は特殊な鍛錬を積んだ仲間たちとミッションを遂行していく話かと思わせますが、仲間たち、そして育ての親、爺も割と初期の段階で命を落としてしまう。
つまり、この話は「ミッション達成」系の話ではありません。
では何なのか?
「菩薩の心」を抱いた女刺客であるあずみが、運命や、自分の存在が周りを危険に晒す現実に悩みながらも自分なりにベストと思える選択をしながら懸命に生きる姿を描いた作品であり、私たち読者はそこに心を打たれるのだと思います。
あずみの危機を救った人物は何人もいますが、個人的に一番感動したのは、少年Gが命懸けで救ったシーンです。
後は耳の聞こえないCとのやり取りと彼の死後にあずみが想いを巡らせる所も好きでした。
これからも折に触れて思い出す名作だと思います。
史実的、あるいは戦闘力的には荒唐無稽とも言えますが、何故か不思議な説得力を感じてしまいます。
読む前は、なぜかシンプルな作品だと思い込んでいたのですが、色々と考えさせられる作品でした。非常に長いのでまだ全ては読み切れていませんが、最初の50話くらいは引き込まれてあっという間に読んでしまいました。
勧善懲悪ではない、もう一歩裏側のある作品が好きな方にはおススメです。ただ、あまり救いのない重さもあるので、明るい話を読みたい方にはあまりオススメしません。そういう意味で星1つ減らしました。