みんなのレビューと感想「溺れる花火」（ネタバレ非表示）

様々な角度で胸が痛みます

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まず、私はあまり沢山の漫画を読むほうではありませんが、この作品は素晴らしいと思います。

20歳前後の若者という生物を等身大で表現されているように感じます。この位の年齢って、よくも悪くもこういう感じだったよなって思います。
ガラケーでメールでやり取りしているところも自分の青春時代と重なりノスタルジックな気持ちになります。

また、繊細な描画のタッチが夏の恋の儚さや若者の浅はかな恋愛感情などとマッチしていて感情移入しやすい要素となっていると思います。

そして、大変個人的なことではありますが偶然にも私の4歳の娘も小秋と同様に病気を抱えており、年頃になり恋人ができたらこんな思いをする日がくるのかなと思うと親としては胸がつぶれそうな思いがします。

小秋がまた入院することになり泳太が正直うんざりした気持ちになったという場面ではとくに胸が痛みました。
しかしそれがおそらく等身大の若者の思考なのかなと思います。そう思うと余計に胸が痛みますが...。

なんというか、あまりにリアルなので将来の参考になったような気がします。娘よ強く生きるのだ。辛い経験も糧にせよと勝手に拳に力が入ってしまいます。

娘の事と重ねると胸が痛みますが、それだけ巧みに人物の心理が巧みに描けているのだと思います。作品としては好きです。
ありがとうございました。

ヒメゴトとは逆？

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この作家さんの別作品『ヒメゴト』がすきです。
『ヒメゴト』では主要キャラが自分の汚れた部分(と本人は思っている)を認識しながら、なんとか世間とズレないように、表面を取り繕いながら生きている。
そこにキャラ達の葛藤が生じている。
でも、心の底では自分達のスタンスを否定していない感じがするので、読んでいてもそれほど苦しくはない。
この作品は逆で、主役は自分を誠実だと思っている。そして誠実ではないことをするとき、それを外的要因のせいとして言い訳を作り、自分は誠実なままである…としているような気がする。
これをまざまざと見せつけられるのは辛い。
なぜなら、私も無意識にそうしていることが多いような気がするから…。
この作品に出てくるキャラは、みんな相手のことを本当には好きではないし、自分のことも好きではないのではなかろうか…。

淋しいきもちになってしまう…

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無料分のみ読んでの感想です。
毎日1話、続きが気になって読みました。とてもラストが気になる作品ですが、考えさせられつつ…気持ちが追い付かないというか淋しくなるストーリー運びで今は課金して読むべきか足踏み状態です。
はかなさの漂う彼女との付き合いに現実味がなく、生身の女性を求めてしまう彼。でも心が本当にもとめているのは何なのか…描き方がよけいに読み手をざわつかせる作品だなと思います。。。

リアル

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この人の作品は、とても心理描写が凄く上手だと思います。

実際こういう人生を送ったら、多分この主人公のようになってしまうとは思いますが、物語的にはとても結果に納得いきません…。

どうして小秋と別れていなかったのか。
その状態で何で他の人と関係を持ちまくったのか。
主人公の気持ちもわかるけど、だったら何で別れてからそういう行動をとらなかったのだろうと、小秋の気持ちに共鳴してしまいました…。
別れを切り出しても、小秋が納得しないならわかるのに…

無料分だけ

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１０話の無料分だけ読みました。
主人公の男性と病気で入院生活の彼女が結ばれるかも？ってとこで無料分は終わります。続きをポイントを使って読みたいか？と言われると悩むとこです。彼女の病気が、なんなのかわからないし、男性は、欲望に負けて結局　違う女性と関係もってるし。主人公の男性・病気で入院生活の彼女・男性と関係を持つ女性　どれにも感情移入できませんでした。

村上春樹、漫画版

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みたいな人によっては周りくどく感じる文学的、叙情的な漫画。完全に個人的な感想です。
感受性の高い方は主人公男の流されやすさとか青臭くてカッコつけた途端に他の女抱いて、そんな恋人をすぐ抱けない自分に自己陶酔してるとこに憤りを感じると思う。
登場人物それぞれ小物でよくある話。
一言で言うと

ふぅん

ですね。読後は何も残んない。

ほかの作品読んでたので、、

ほかの作品を読んでいたので、こちらも読んでみました！しかし、多感な男の子の性欲が抑えきれず、大人のお姉さんにいいようにされてしまう。。的ななんともイヤーな感じでした。最後まで読んでないのでどういう終わりなのかわかりませんが、なんか無料分あっても途中でいいやってなってしまった。。一旦ネタバレ見てから次検討しようかな！

ヒメゴトの作者さん

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ヒメゴトを読みました〜。身勝手な男と性的なことを求めてしまう女を上手く描いている作者さん。キレイゴトだけでは済まされない性的な駆け引きとか、病気で入院している彼女とのプラトニックな関係とか、ストーリーが文学的な印象です。

彼女が病気になったら

高校生、大学生…男の人にとってのそういう時期に、触れられない彼女がいたら。入院している彼女を大切に大切にしているけど、衝動が抑えられなくなることもある。そこに現れた、彼女のいとこ。彼女はそれをわかっているようで。
病気になると、恋をすることも難しくなるのかと悲しくなった。

この作者さん独特の生々しい世界

『少年のアビス』がおもしろくてハマったので、こちらも読んでみました。
青春真っ只中の若者たちの生々しい心情をよく捉えていて、リアル感があります。
見たくないけど、見てしまうドロッとした人間の本性、でもそこに儚さとか切なさもあって、叙情的で美しい。そんな物語。