5.0
涙
涙が出ます。水谷先生は、尊敬しています。「真面目な子ほど真面目に壊れていく」との言葉、涙が出ました。愛情にも金銭的にも恵まれた子供が多い地域とそうでない地域がある。しかし山の手でも家庭的に心の荒んだ子供が、家では良い子でも、こころやさしいこどもを、いじめている。
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涙が出ます。水谷先生は、尊敬しています。「真面目な子ほど真面目に壊れていく」との言葉、涙が出ました。愛情にも金銭的にも恵まれた子供が多い地域とそうでない地域がある。しかし山の手でも家庭的に心の荒んだ子供が、家では良い子でも、こころやさしいこどもを、いじめている。
実在の夜回り先生、水谷先生のことは存じ上げていました。でも、漫画があったことは今初めて知りました。同じ世の中に生まれて、こんなに違いがある、そして大変なめにあっている子どもたちに向き合っている先生。久しぶりに思い出しました。
テレビで夜回り先生の話題を耳にしたことがあったので気になり読んでみました。かわいそうで泣ける話ばかりなのになぜか読み進めてしまう。どうか辛い境遇の子どもたちが1人でも多く幸せになれますように。大人として自分にできることは何かと考えさせられました。
前に、市の講演会で先生のお話を聞いたとき、人間のふりしてるけど菩薩様だ!と直感で感じました。普通ならあんなひどいこども時代なのに沢山のこどもたちの苦しみに寄り添っていてこんな素敵な人がこの世にいるなんて捨てたもんじゃないなと思います。まさに拾う神あり。
こんなに辛い境遇でそれを乗り越えようとしてもその、不幸としか言えない境遇のせいで亡くなってしまう子供達。どのストーリーも胸が締め付けられます。でも大人が知らなきゃいけない深いテーマだと思います。ここまで寄り添える大人はなかなか居ないと思いました。
水谷先生のことはニュース番組で取り上げられたことで知っていましたが、非行に走る子供達には必ず理由がある。子供だけでは生活環境を変えられない場合がほとんどです。水谷先生が言うように大人が受け入れて手助けをしないと子供は変われないと思う。
誰もがこの世に生まれて 幸せに生きて行ければ良いのだけど、ちょっと歯車が狂ってしまって 自分が進みたい未来と違う方向に進み、どんどん地獄に落ちてしまう。
それを救ってあげたい夜回り先生のような人が 心の拠り所になってあげられたら どんなに良いかと思いました
こんな先生がいれば救われる子どもたちが多いんだろうなと当たり前の感想を持ちつつ読み進めました。昔と今の子どもたちの置かれる現状は変わってきたかもしれないけど、真剣に寄り添う大人がいれば、道を踏み外さない、踏み外しても戻れるのかもしれない。
傷ついた子供たちにどこまでも寄り添う夜回り先生。裏切られても裏切られても子供を信じ続ける先生。大人でも傷ついた時、こんな風に接してくれる人に会いたい。自分がこんな風に人になりたい。色々と考えさせられる作品です。
今の日本は大人ばかりが大切にされる。今だけじゃないか、昔もかも。
親孝行物語りや親に感謝が良い話とされるなんて、それを本気で要求してる社会なんて
本当に気持ちがわるいし度量が小さ過ぎると思います。
そんなこと、思っちゃいますねコレ読んでると。