5.0
映画みたい
相変わらずの読み終わった後の良質な長編ハリウッド映画を観たような充実感。高校生の頃読んだときはただただアッシュのかっこよさにドキドキしてましたが、大人になった今改めて読むと、かっこよさの裏にある「小さい頃から囚われ続けている悲しみ」や「愛する者をなんとしても守りたいと思う健気さ」にも胸が切なく熱くなります。
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相変わらずの読み終わった後の良質な長編ハリウッド映画を観たような充実感。高校生の頃読んだときはただただアッシュのかっこよさにドキドキしてましたが、大人になった今改めて読むと、かっこよさの裏にある「小さい頃から囚われ続けている悲しみ」や「愛する者をなんとしても守りたいと思う健気さ」にも胸が切なく熱くなります。
初めて読んだときは、子供だったため、よくわからくて、途中で読まなくなったと記憶しています。
その後、完結の報を聞き、読んでみたら面白くて夢中になり、ラストがあのようなことになり、今度は号泣トラウマ作品になりました。。
エイジとアッシュの信頼と無二の友情(愛情?)が本当に切なくて愛しくて苦しいです。どんな過酷な運命が待っていたとしても、二人なら乗り越えられると信じていました。
光の庭のラストで少し救われたものの、読者もエイジと共に心の一部に穴を開けられる作品です。
素晴らしいです。あれ以外の美しいラストはなかったのでしょう。
でも、救いが欲しかった。
報われてほしかった。
報われなかったから、救われなかったから名作なんだけど(あの手紙で救われたという解釈もあるけど)、心から、幸せになってほしかったです。
私のバイブル。そう思っている人間はたくさんいる事でしょう。何もかもが美しく、残酷で、でもただただ愛おしい。
愛だけでは人は生きていけない、そんな事分かってる。大人になればなおさら。
だからこそ、愛が無いと生きている意味すらないのだとわからせる。
そんな素晴らしい作品です。この作品を讃える言葉、ふさわしい言葉を私はまだ知り得ない。だからこそ、貴方に読んで知って欲しい。本当の、愛というものを。
昔読んだときの印象はBLでした。アッシュのかっこよさ目当てで久しぶりに読みました。やっぱりアッシュはカッコイイ。BL嫌いの私にとっては、たまにイチャつく英二がジャマでしかありませんでしたが(ゴメンナサイ)大人になって読んで見ると、もっと深い愛だったんだとわかりました。英二の手紙の、君を守らなきゃと思っていた。には、やられました。アッシュの気持ちを思うと泣けました。アッシュは、あのとき鎧が溶けたから、あんな結末を迎えてしまったわけだけど、でも、幸せを最高潮に感じたからこそ、鎧が溶けたわけで、アッシュの幸せを思うとよかったのか?いやいやでも、生きて日本に来てほしかったよ~。と葛藤しております。
素晴らしい作品で引き込まれました。
ただ最後の最後でアッシュが死んでしまうなんて‥。
正直、このラストには興ざめしました。劇的にでも仕上げたかったのでしょうか。けど悲しみと脱力感しか残らないです‥。
マンガに求めるのって、そういう現実的な事じゃないのに。
辛い仕打ちにあっても戦って生きて生き抜いて、その先には素晴らしいラストがあって欲しい。ファンタジーなんだし。
アッシュの最後が笑顔だったのは、確かに幸せを感じていたからだと思う。けど残された人の気持ちの行き場が分からないです。
ラストは涙が止まりません。辛すぎて。
最後にどん底に落とされた気分になりました。
これはもう完全に女性好みのハードボイルド
なんてったってアッシュが美形ではかなげで、かと思えば冷血でしたたか
映画化するなら、絶対リバー・フェニックスがアッシュで(急逝しちゃいましたけど)
底辺から抜け出すためにあらがい続ける彼と仲間達
きれい事じゃない現実を描かせたら右にでるものがない秋生センセの真骨頂
ラストの美しさと儚さは今でも忘れられないわ
ぜひ読んで
高校時代に部活のみんなで
回し読みした名作。
懐かしくて、もう一度見たくて
結末を知りながらも読み返し。
やっぱだめだー。
どうしたって、号泣…
だいぶ大人になった今、
考えさせられることも
思うところも、高校生とは違う。
でも、やっぱり 今も昔も
願うことは1つだったよ…。
今まで読んできた本の中で、一番忘れられない作品です。
少女漫画なのに少女漫画感がなくて、引き込まれるストーリーはまるで映画を見ていた様な気さえするほど。
同性愛が描かれているので、苦手な人もいるかもですが、メインの2人は純愛なので枠を超えて読めるはず…多分。
序盤の絵柄がちと入りにくいですが、是非乗り越えていただきたい。オススメです!
バナナフィッシュのアニメ化の発表があった時に【バナナフィッシュはBLか否か】論争がツイッターで繰り広げられました。
アッシュと英二の絆は親友の域を超えてブロマンス的展開となりますが、もしもアッシュが死ななければ些細なきっかけで恋愛関係になってしまうのではないかと妄想させられます。しかしそうなると作品そのもののテーマから逸脱してしまうのでアッシュで死で物語は完璧に終わります。
で、結局なにが言いたかったかと言うと
未読の腐女子の皆様、オススメです!!
読み始めは、古い絵柄でかつ内容の濃さも相まって読みにくかったけど内容や人物を理解しだすと止まらない。
途中なんどもキャラクターに感情移入してしんどくなるけど、完結してみると悲しさ以外にも色んな感情が溢れてくる。
マフィア、ギャングといったコンテンツはいろんな作品でも触れてきたけど、ここまでリアリティがあって目が背けたくなる漫画は初めてでした。主人公アッシュの人生は過酷で、それがより彼の美しさだったり儚さを醸しだしています。