4.0
不思議な読後感
恋愛の機微を描く短編集です。
不思議な余韻のある多彩なストーリー、そして独特の迫力がある絵柄が魅力の作品です。
特に女性キャラクターはコケティッシュというか、不思議な色気と質感を感じ、素晴らしく魅力的です。
ひたむきだけど滑稽で、どこか物悲しい・・・何とも言えない読後感でした。
個人的には「梅沢かりん(32)の場合」「海女唄」「ロケット・フラワー」がオススメ。
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恋愛の機微を描く短編集です。
不思議な余韻のある多彩なストーリー、そして独特の迫力がある絵柄が魅力の作品です。
特に女性キャラクターはコケティッシュというか、不思議な色気と質感を感じ、素晴らしく魅力的です。
ひたむきだけど滑稽で、どこか物悲しい・・・何とも言えない読後感でした。
個人的には「梅沢かりん(32)の場合」「海女唄」「ロケット・フラワー」がオススメ。
この、作家のファンです。
他の作品も大好きで、色々購入したりしています。
少し大人な話ですが、エロが生々しい感じです。
でも、そこが良くてリアリティを感じで好きです。
この話は、短編集になっていて最後にオチがあり、ついクスッとなります。
ついつい、何度も読み返して笑えるような、オススメの漫画だと思います。
柏木先生の描く女性は、強さというかたくましさを感じ、変な主義主張を交える姑息さもなく、読後が良いです。
騙されたと思って、一話でも読んでみるといいかなと。
わかりやすいストーリー。ミステリアスな展開やギャグまじりな展開、少しエロスなシーンもあり笑ったりヒヤヒヤしたり、ドキドキしたり色々な感情が込み上げてくるストーリーばかりでした。
普通にいそうな冴えない中年男性教師が、抱える心の傷と自身の身体へのコンプレックスは生きていく上で足枷になる気がするが、純粋に悩んでいるがゆえに同じような悩みをかかえる女生徒の心を癒やしていくストーリーが飛んでてすごい(教師の資格がなくなるようなことだけど)
連続しての物語より、数話ずつ完結した方が面白いです。作者も思い描いている想像が絵になり、一つ終えて気楽に次の作品に迎えるのではと思います。2作目のドッキリには驚きましたが、完成度は全て高いですね。買って良かったと思います。
好きな漫画家きかれたら、絶対この人を筆頭にあげたい!他の作品もレビュー評価高いのに、イマイチメジャーでないのはなんでだろう。真面目に性に向き合う作品として評価されるべき!
全部で9話の話が載っていますが、ちょっとどれも無理がある話が並んだ気がします。柏木ハルコさんの「花園メリーゴーランド」以来のファンなのですが、今回のシリーズは、あまり練らずに急いで書き上げたような感があります。
もしもこの世が〜だったら。が詰まっている。特に印象的だった物語。クローンを愛してしまった男。冷徹な男が些細な出来事をきっかけに、愛に覚醒する。男の変貌ぶりが興味深い作品だった。
長編もいいのですけど、短編で輝くタイプの作家さんかなと思います。
漫画家漫画の「高橋留美子!」の台詞は、もしかしてご本人が言われた台詞かも……なんて邪推してしまうのですが。