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再会(1)

あらすじ

▼第1話/眼下の灯▼第2話/青酸カリ▼第3話/最終便の鍵▼第4話/終戦の音▼第5話/使命の命▼第6話/延命▼第7話/再会▼第8話/死命▼第9話/龍の時代●主な登場人物/押小路龍(押小路男爵家の長男。父・一磨殺害の嫌疑をかけられ、国外逃亡を企てるも上海沖で遭難。なんとか一命を取り留め、現在は中国で李龍と名乗る)、田鶴てい(押小路家の元・奉公人で、龍と恋に落ちる。日本を代表する人気女優となり、満州で龍との再会を経て結婚。長女・和華を出産)、文龍(龍を兄のように慕う青年。小説家志望)、雲龍(映画の主役として抜擢された孤児。ていが養子として引き取った)、甘粕正彦(満州映画協会理事長にして満州国最高の実力者)●あらすじ/ソ連軍の満州侵攻が間近に迫った1945年8月8日。龍は、退避勧告が届いていない遠隔地の開拓村の住民を救うため、飛行機によるピストン輸送を請け負っていた。だが、日没で周囲が暗闇に包まれていく中、定員以上の乗客を抱え、投光器すらない滑走路への着陸を強行することになり…(第1話)。▼8月9日未明。ついに対日宣戦布告をしてきたソ連軍が、満州への侵攻を開始した。そんな中、龍の搭乗した飛行機がハルピン経由で首都・新京に到着したのは、2発目の原爆が長崎に投下される3時間前の午前8時。ソ連軍本隊の侵攻も間もない状況の中、新京空港内の大満州航空支社に降り立った龍が、ついに皇帝の秘宝を運ぶ最終目的地を明かす(第2話)。●本巻の特徴/1945年8月15日。それは日本の敗戦と同時に、満州国が地上から消滅した日でもあった。核兵器に繋がる中国皇帝の秘宝「黄龍玉壁」を譲り受けた龍は、てい・和華と共に、チベットへの命懸けの脱出を試みる。果たして彼は日本人を、そして世界を救うことが出来るのか? 長編大河ロマン、ついに完結!!

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