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妻を亡くした定年男の日々
最愛の妻を亡くし息子夫婦と暮らすことになった参平。妻の遺した家族ノートには参平への思いを綴った「参さん録」のページが。掃除の仕方から息子・嫁・孫への接し方まで全てを記したノートが参平を助けてくれるのでした。
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最愛の妻を亡くし息子夫婦と暮らすことになった参平。妻の遺した家族ノートには参平への思いを綴った「参さん録」のページが。掃除の仕方から息子・嫁・孫への接し方まで全てを記したノートが参平を助けてくれるのでした。
心温まる日常の1ページを覗いたような気分になります。
さんさんとお孫さんがお茶目で可愛いです。遺された者のためにしておいてあげられること、どんな些細なことでもこういったこと大事なんだなぁと考えさせられました。
こうのさんの作品ならではの、なんとも言えない読後の幸せ感。昔おばあちゃんちで食べた、甘く煮たふきのとうとお豆腐の味噌汁とおうどんを思い出すような、ノスタルジックな気持ちになります。
タイトルが謎で、おためし無料分 を読んでみたらハマりそうです。
さんさんって、参さん、なんですね。突然逝ってしまった奥さんが残してくれた暮らしの記録……。昭和の様子、空気感が切なく懐かしく伝わってきます。
こうの史代さんの作品はどれも優しくて大好きです。奥さんに先立たれ、息子一家の所に住むおじいちゃん。少し頑固だけど暖かい家族に囲まれて過ごしていく。お嫁さんがとりわけ優しい。
漫画をスマホで読めるなんて、うれしいなぁ。他の作品の戦争、広島関係は、一度は読んでいただきたい。それで、こういう何かしみじみしたものも味わっていただきたい。
奥様に先立たれた旦那さんが、息子家族と暮らし始めるところから物語が始まります。奥さんが残した大きなノートに書かれた色んな記録が、旦那さんをこれから救っていってくれそうな期待アリ。
ほのぼのして、クスッと笑えて、登場人物がみんないい味出しています。ドラマチックな盛り上がりはなく、淡々と話は進んでいくけれど何度でも読み返したくなります。
妻に先立たれた、主人公が奥さんの事を思いながら、第二の人生を生きていく、、、
ほろりとする場面、ほっこりする場面
おもしろいです。
昭和のおじいちゃんが、奥さんが亡くなったことで少しずつ変わっていく様子がとても良いです。家族も個性的で、優しく癒されます。