第140話 記録

あらすじ

▼第131話/小猿谷▼第132話/ドングリの勝機▼第133話/ドングリ共の夢▼第134話/お前らしく▼第135話/走り抜いたぞ▼第136話/冗談じゃねえ!!▼第137話/雨▼第138話/引き腕のひじ▼第139話/ファイト!▼第140話/記録 ●登場人物/壱岐雄介(中学駅伝で無名の波切島中学を日本一に導いた天才的ランナー)、壱岐大介(雄介の兄。九州大学医学部生)、篠宮奈緒子(雄介と大介の父・健介が海難事故死をするきっかけを作ってしまった少女) ●あらすじ/波切島高校陸上部の夏合宿はいよいよ詰めの段階に達していた。最後に小猿谷から猿岩までの1キロの上り坂の待つ難コースを走る。坂の手前の200mで雄介と本田のデットヒートかと思いきや、そこに吉崎が食らいつく。「いい持久筋を持った若い体は、一気に才能を突き破る変化をする。」との信念のもと、権じいは3人にさらなるスピードアップを指示する(第1話)。▼全国制覇を狙うには雄介一人の力では無理だと感じていた権じいは、経験から「上り坂は皮膚呼吸の強いものが勝つ!」として、特に吉崎の潜在能力を引き出そうとした。わざと船酔いをさせることで、走る前から毛穴を開かせたのだ。そして吉崎の上り坂のタイムは日を追う毎に更新されていった(第2話)。 ●本巻の特徴/波切島高校陸上部の合宿もいよいよ最後の日。あいにくの雨模様の中、20kmのタイムトライアルが始まる。レースの前日に本田は、権じいから「お前をパリマラソンにエントリーした」と告げられる。しかし「雄介に負けたらあきらめろ」とも… ●その他の登場キャラクター/西浦(波切島高校陸上部顧問)、大山権太(“権じい“。日本に最初に近代スポーツ学を持ち込んだ、元・東大助教授)、吉崎・上原・須藤(雄介の同級生)、本田大作(社会人ランナー)

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