5.0
カルプルニア様が恐い
好みもあると思うが、絵が美しい。情景の絵は色彩がその場の雰囲気を醸し出していて、特に美しい。
史実にほぼ忠実に描かれているので、歴史を学びたい人にも適材だと感じた。
クレオパトラを扱った創作は極力読むようにしているが、他の作品ではちょい役にすぎないカルプルニア様(シーザーの妻)がこの作品では圧倒的存在感を放っている。
この作品のカルプルニア様はかなりの野心家だ。
オクタビア●スを擁立して、クレオパトラが愛するアントニウスに対抗させてローマの女帝となろうとしている。
まだ30話までしか読んでいないが、従来のオクタビア●スVSクレオパトラではなく、カルプルニアVSクレオパトラという、女対女の戦いの構図がどういう展開になるのか楽しみである。
カルプルニア様には思い切り暴走して欲しい。
- 1