5.0
表題作が感動
以前雑誌で表題作の「手なし娘」を読みました。
あまりにも切なく、とても印象的なストーリーだったのでずっと記憶に残っていました。
どうしてももう一度読みたくて、こちらで買い直しました。
何度読んでもステキなお話で、毎回泣いてしまいます。
主人公のキャラが良いです!
個人的にはかなりオススメです。
この作者さんの他の話はあまり読んだことがありませんが、色々読んでみたくなりました。
- 2
以前雑誌で表題作の「手なし娘」を読みました。
あまりにも切なく、とても印象的なストーリーだったのでずっと記憶に残っていました。
どうしてももう一度読みたくて、こちらで買い直しました。
何度読んでもステキなお話で、毎回泣いてしまいます。
主人公のキャラが良いです!
個人的にはかなりオススメです。
この作者さんの他の話はあまり読んだことがありませんが、色々読んでみたくなりました。
タイトルは恐いですが、内容は面白かったです。
「手なし姫」は、自分に自信がない主が奥さんの浮気を疑って、手首を切り落としてしまうのですが、奥さんが純粋に旦那さんを愛していて、最後にお互いの気持ちが通じあったので、良かったです。
「異端サロメ」のさよ姫は、父の死の真相、好きな義理兄が去ってしまって気持ちがおかしくなったのか、最後に義理兄の首を抱き締めていたのが、何とも言えず恐かったです。
疑心暗鬼という言葉そのものだと、思います。容姿に自信がないと、こんなにも疑い深くなるのでしょうか?沢山の愛情表現を受けても、それを信じられず、苦しみ続ける主人公が不憫に思えるほどです。最悪の結末かと思いきや、意外な形でのハッピーエンドで、心が暖まりました‼️。一つ一つの話は短いので抵抗なく読むことができます。
タイトルからして怖くて、怖いもの見たさで読みましたが、意外と読み応えがありました!
1つの話がさ3話くらいで終わるので、長すぎず読み応えもあります。
しかし、怖いのは人の心と思わずにはいられない。強い憧れや執着、嫉妬など好意が悪く働き、猜疑心や劣等感と結びつき、負の感情の連鎖となるという…恐ろしい物語でありながら、少し晴れやかな気分にもなる良作でした!
盛光の嬉しさと思いやり、なのに素直になれないところが男性らしくもあってじれったく、切なくなりました。こんなふうに思い合えることは当たり前ではなく、奇跡のようなこと。そのことにギリギリ気づいた盛光。これから2人は本当の夫婦になって行くのだとじーんとしました。
美しすぎる妻にいつか自分は捨てられると常に怯えてきた男。
勘違いで妻の不貞を疑い誤って手を切り落としてしまう。
すれ違いで別れてしまったふたりだ最後はしっかりと気持ちが結ばれていたことがわかりハッピーエンド。
スッキリ終わって良かったです。
グリム童話では珍しく昔の日本のお話(わたしが読んだことないだけかもしれませんが)グリム童話のイメージは最後はどんでん返しであまりいい思いをしないイメージがあるのですが、手なし娘の話はとてもいいどんでん返しでした
「手なし姫」は、かやさんを大好きな気持ちはあるのに、自分に自信がないがために浮気を疑って手首を切り落としてしまい傷の悪化で死んでしまい、しかも自分の大きな勘違いであり自分のしてしまったことに打ちのめされます…
最後に気持ちを伝えられたので、良かったです。
新美南吉のお話にはごんぎつねやでんでんむしの悲しみ、馬屋のそばの菜種などがあったと思い興味が出て読んでみました。新美南吉の独特の語りに含まれた意味深でどこか哲学的なメッセージは漫画では伝わりにくい(読者が想像するには漫画でないほうがいいのかも?)のかもという感想。
戦の時代に嫁にこられた娘はとても美しくはかなくきれいな娘さん。自分には不釣り合いだとおもいながらいつ裏切られるか、笑われるかとビクビクしながら過ごしていた矢先に勘違いで不幸を起こしてしまう主人公。せつないはなしでした