4.0
最初の2つの話
タイトルは恐いですが、内容は面白かったです。
「手なし姫」は、自分に自信がない主が奥さんの浮気を疑って、手首を切り落としてしまうのですが、奥さんが純粋に旦那さんを愛していて、最後にお互いの気持ちが通じあったので、良かったです。
「異端サロメ」のさよ姫は、父の死の真相、好きな義理兄が去ってしまって気持ちがおかしくなったのか、最後に義理兄の首を抱き締めていたのが、何とも言えず恐かったです。
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タイトルは恐いですが、内容は面白かったです。
「手なし姫」は、自分に自信がない主が奥さんの浮気を疑って、手首を切り落としてしまうのですが、奥さんが純粋に旦那さんを愛していて、最後にお互いの気持ちが通じあったので、良かったです。
「異端サロメ」のさよ姫は、父の死の真相、好きな義理兄が去ってしまって気持ちがおかしくなったのか、最後に義理兄の首を抱き締めていたのが、何とも言えず恐かったです。
疑心暗鬼という言葉そのものだと、思います。容姿に自信がないと、こんなにも疑い深くなるのでしょうか?沢山の愛情表現を受けても、それを信じられず、苦しみ続ける主人公が不憫に思えるほどです。最悪の結末かと思いきや、意外な形でのハッピーエンドで、心が暖まりました‼️。一つ一つの話は短いので抵抗なく読むことができます。
盛光の嬉しさと思いやり、なのに素直になれないところが男性らしくもあってじれったく、切なくなりました。こんなふうに思い合えることは当たり前ではなく、奇跡のようなこと。そのことにギリギリ気づいた盛光。これから2人は本当の夫婦になって行くのだとじーんとしました。
美しすぎる妻にいつか自分は捨てられると常に怯えてきた男。
勘違いで妻の不貞を疑い誤って手を切り落としてしまう。
すれ違いで別れてしまったふたりだ最後はしっかりと気持ちが結ばれていたことがわかりハッピーエンド。
スッキリ終わって良かったです。
表題作のみ読みました。自分に自信のない男に嫁いできた美しい娘。彼女に心を奪われながらも疑心暗鬼になってしまい、誤解と嫉妬から娘の手を切り落としてしまう男。けれど最後は2人の思いが通じ合います。悲しい話ですが最後は幸せが訪れます。
愛するがゆえに臆病になり疑心暗鬼になる男の話。
奥さんは手を無視なってしまったけど彼のこれまでの真心は奥さんに伝わっていたから最後は結ばれて本当に良かったと思う。
夫の気持ちがすごく共感できました。愛する人の手を斬ってしまった事は一生心の傷として残るでしょうが、愛し合えていた事が最後にはお互いに知る事が出来て良かったです。疑って見てしまえばそうなってしまう事は現実でもあるなと考えさせられました。
ヒロインの気品と美しさに翻弄されながら、愛されている実感を得られない主人公の苦難が読んでいて切なくて。
確かに愛されている実感はどんな時に感じるのかかなり素敵なストーリーですね。
手無し姫…なんてせつなくて美しいお話でしょう。
主人公の不器用さと劣等感からくる卑屈さが本当によく描かれていて、うんうんわかる、とつい感情移入。結末では泣いてしまいました。
怖いような、怖くないようなビミョーな
感じです。無料分しか読んでいませんが、最初の話はとりあえずハッピーエンドでスッキリしました。
でも2話目の和製サロメはイマイチだったので
無料以降に課金してまで読みたい気持ちは
起こらないかな〜σ(^_^;)