3.0
銀座の夜の蝶のおはなし
銀座の高級クラブのホステスならば、さだめし素晴らしい接客技術をもっていると想像していた。また顧客は金も地位もある男たちだそうな・・・。
しかし中身を読んでみると、ホステスである主人公は処女を高値で売ろうと目論み、そして上顧客たちはそれに群がり争奪戦を始める。
大体「処女」などというものは、本来「非売品」であって、それを「商品化」するなんて女性としての矜持を欠いている。またそれを金や力でモノにしようという男も、財力と地位があるというだけで、教養ある紳士とは程遠い。何か浅ましく薄っぺらな世界に見えてしまう。
ただヒロインが可愛いので、あくまでフィクションの世界の話と思って読めば、楽しむことはできる。
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